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スティング5年ぶりの新作にジョシュ・フリース、マヌ・カチェが参加

  • Photo:Eric Ryan Anderson/Text:Shinichi Takeuchi

3月にデュエット/コラボレート楽曲をまとめたアルバム『デュエッツ』をリリースしたばかりのスティングが、オリジナル・アルバムとしては5年ぶりとなる『ザ・ブリッジ』を11月19日に発売する。

タイトルにもあるように、新作のテーマは“離れ離れになった人々の間に橋を架けること”。コロナ禍により、世界的に未曽有の状況となってしまったが、そんな中で制作された新作についてスティングは以下のように語っている。

「これらの曲は、ある場所と別の場所、ある精神状態と別の精神状態、生と死、人と人の関係、そういったすべての“間”にあるものだ。このパンデミックと時代の間に挟まれ、政治的にも社会的にも心理的にも、僕らは、何かの真ん中で立ち往生している。架け橋が必要なんだ」

音楽的にはロックンロール、ジャズ、クラシック、フォークなど、スティングがこれまでのキャリアで取り組んできたさまざまな要素が盛り込まれている模様。軽快なテンポが心地良いポップ・チューン「イフ・イッツ・ラヴ」の先行配信中。9月30日には新たに「Rushing Water」のMVも公開となった。

レコーディングはリモートで行われたようだが、気になるドラムにはジョシュ・フリース、マヌ・カチェが参加。スティングとは過去にも共演し、気心も知れた存在の2人が、どんなドラミングを聴かせているのか注目したい。その他にはドミニク・ミラー(g)、ブランフォード・マルサリス(sax)、マーティン・キーゼンバウム(key)、フレッド・ルノーディン(syn)らの名前がクレジットされている。

『ザ・ブリッジ』
スティング


ユニバーサル
CD+DVDデラックス盤:UICY-79755/4,070円(税込)/日本独自企画盤/7インチ・サイズ・パッケージ/折込ポスター2枚封入
CD通常盤: UICY-16021/2,750円(税込)

【CD】
1.Rushing Water/ラッシング・ウォーター
2.If It’s Love/イフ・イッツ・ラヴ
3.The Book of Numbers/ザ・ブック・オブ・ナンバーズ
4.Loving You/ラヴィング・ユー
5.Harmony Road/ハーモニー・ロード
6.For Her Love/フォー・ハー・ラヴ
7.The Hills on the Border/ザ・ヒルズ・オン・ザ・ボーダー
8.Captain Bateman/キャプテン・ベイトマン
9.The Bells of St. Thomas/ザ・ベルズ・オブ・セント・トマス
10.The Bridge/ザ・ブリッジ
11.Waters of Tyne/ウォーター・オブ・タイン
12.Captain Bateman’s Basement/キャプテン・ベイトマンズ・ベースメント
13.(Sittin’ on) The Dock of the Bay/ドック・オブ・ベイ
14.I Guess the Lord Must Be in New York City/孤独のニューヨーク