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マヌ・カチェのシャープなグルーヴが冴えるピーター・ガブリエルの新曲

  • Photo:Nadav Kander
  • Text:Isao Nishimoto

今年リリースが予定されているピーター・ガブリエルの新しいアルバム『i/o』から、1stシングル「Panopticom」が公開された。

2023年は月の満ち欠けを指針とし、満月ごとに新曲を公開していくというピーター・ガブリエル。今年最初の満月である1月6日に配信スタートした「Panopticom」について、“無限に拡張可能なアクセス可能なデータグローブの作成を開始するために私が取り組んできたアイディア「Panopticom(パノプティコム)」に基づいている”とコメントしている。

ブライアン・イーノによるエレクトロニクスと、生のバンド演奏が滑らかに一体化した同曲のドラムはマヌ・カチェが担当。出世作となった1986年のアルバム『So』以来、ピーターとの関係が続いているマヌは、この新曲でも、大きく間(ま)を取りつつシャープな彼らしいグルーヴを聴かせている。

トニー・レヴィン(b)、デヴィッド・ローズ(g)といったお馴染みのメンバーも参加した「Panopticom」。スタジオ録音のオリジナル・アルバムとしては21年ぶりとなる新作『i/o』に向けて、期待が高まる1曲だ。

シングル「Panopticom」 
2023年1月6日配信 
試聴/購入リンク:https://virginmusic.lnk.to/Panopticom