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PLAYTECHから登場したコスパ抜群のスネア・ヘッド その実力をチェック!|博士 山本拓矢が試した【2025年7月号】のNEW PRODUCTS

  • Photo:Takashi Yashima Review:Takuya Yamamoto[bohemianvoodoo]

PLAYTECH
Original Drum Heads

先日販売を開始したプレイテックのコスパ抜群のドラム・ヘッドが話題を呼んでいる。現在は22″バス・ドラム用と14″の2サイズ展開で、コーテッドやクリア、マフ・リングつきやフロント・ヘッドに最適なものなど、厚さと材質が異なるベーシックな8モデルがラインナップされている。今回は14″のコーテッド(9.8mil)/クリア(7.4mil)/オイルという3種類を、最も活躍の場が多いと思われるスネアに張り検証した。

驚異的な価格ながら十分な精度
どれもイメージ通りのサウンド

ヘッドの張力が低いロー・ピッチの状態では、ヘッドやシェル、フープなどの精度が特に重要です。これらのヘッドは、いずれも低域からトーンやレスポンスが安定しており、驚異的な価格ながらも十分な精度を感じました。この時点で大変印象が良いのですが、どれもそれらしい音がする点が非常に好ましいですね。クリアはごく自然、コーテッドはハイ・ピッチ側に個性があるものの、決して嫌な感じはありません。オイルは中低域が強調された明快なキャラクターで、確実にニーズがあります。購入時は、厚みの選択がポイントになるでしょう。現代の一般的なヘッドは、ヤード・ポンド法で規格化されたフィルムに由来して、標準は10mil、薄めで7.5milですが、こちらは国際単位系(メートル法)によるのか、9.8mil や7.4mil、6.4milといった厚みになっています。