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  • 時代を超えても色褪せることなく輝き続ける名曲の中には、名“ドラム・イントロ”が印象を決定づけた楽曲も少なくない。そんなドラム・イントロにフォーカスした2017年1月号の特別企画がドラマガWebにて再掲載! 数曲をピックアップしてドラマガTikTokとの連動もアリ! 譜面と共に動画でも演奏のポイントをチェックしよう!

    洋楽“鉄板”ドラム・イントロ30

    海外のアーティスト達が繰り広げた、個性的なドラム・イントロの数々。テクニカル系のアプローチからエフェクティヴなものまで、その至極のアプローチに学ぶことは多いはずだ。

    第一弾「スタンダード“鉄板”ドラム・イントロ 35」はこちら
    第三弾「邦楽“鉄板”ドラム・イントロ30」はこちら

    01. 「セント・トーマス」 Drums:マックス・ローチ

    マックス・ローチならではのスタイルによる、カリプソ風なパターンのイントロ・プレイ。スナッピーを外したスネアでのリム・ショットを絡めた叩き方が特徴で、長い時間をかけてじっくりと“世界”を作っていく感じが名演につながっているのだろう。

    02. 「ヘイ・ポッキー・アウェイ」 Drums:ジョセフ“ジガブー”モデリステ

    ニューオーリンズ系ファンクの第一人者と言えるミーターズの曲で、ニューオーリンズ伝統のリズムを抽出したようなリズムでシンプルに始まるアプローチ。“ユルい”バウンス感を伴ったグルーヴが特徴で、セカンドライン的な雰囲気を作っている。

    03. 「タイム・アウト・オブ・マインド」 Drums:リック・マロッタ

    シンプルな8ビートで入るドラム・イントロだが、ポイントはプレイではなく曲のアレンジ。パートの始まりをきっちり区切るのではなく、何となく楽器が楽曲に入り、周りを曖昧に見せるアプローチで、ドナルド・フェイゲンの高度なアレンジ性が垣間見える。

    04. 「カム・アウト・アンド・プレイ」 Drums:ロン・ウェルティー

    メロコア・ブームに火をつけたバンドの1つ、オフスプリング。曲のメイン・パターンは、特殊な奏法を使ったエフェクティヴなサウンドを意図的に作ったアプローチ。8分の刻みはハイハットのロッドを叩いており、最後の“ドタン”でパワー・プレイに変わる。

    05. 「ユー・クッド・ビー・マイン」 Drums:マット・ソーラム

    “タタ・ドド”フレーズで始まるこのイントロは、ギターも絡んでいて厳密にはドラムだけのプレイと言えないかもしれないが、ドラムを“中心”とした曲の始め方という意味では、ロック・ドラマーのインスピレーションをくすぐるプレイと言えるだろう。