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なんちゃってジャズ・ドラム #12 – 3連系のジャジィなアフロ・キューバンを叩こう
- Text:Yusuke Nagano
ジャズは難しいと思って敬遠している人、スウィングしようとしてもロック風のシャッフルになってしまう人……そういったドラマー達にオススメしたいのが、誰もが気軽にジャズ体験ができる“敷居の超低い1冊”=『なんちゃってジャズ・ドラム』。ドラマガWebではそのコンテンツの一部を公開! 今回は、アフロ・キューバンを“3連系”のパターンで挑戦! ジャジィにクールに叩いてみよう!
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#12 3連系のジャジィなアフロ・キューバンを叩こう
ベーシック・フレーズ
難易度 ★★★
上の譜例は、ダブル・パラディドルの手順をそのままドラム・セットに応用した、3連系アフロ・キューバンのパターン。1小節の中の抑揚を意識して、ウネリのあるフィールが出せるように練習しよう。また、タム移動などで3連符の流れが崩れやすい点にも注意しながら叩くこと。
POINT!
▶︎3連符の流れを崩さないように叩こう
▶︎ダブル・パラディドルの手順を意識して演奏しよう
うまそうに演奏するためのヒント!
★ パラディソルについて知っておこう
マーチングなどで使われるスネアの基礎的な音形と手順の組み合わせを、ルーディメンツと呼ぶ。その代表的なフレーズの1つに、下の譜例に示した“パラデイドル”がある。これはドラム・セットにおいても、リズム・パターンからフィルインまでさまざまな形で使われる、応用範囲の広い音形である。
このパラディドルの前に“RL”または“LR”という1つ打ちを2打加えて6打のフレーズにしたものが“ダブル・パラディドル”だ。右手のフレーズの流れがアフリカン・リズムの形に近いため、アフロ・キューバン系のビートにも応用される。
自宅トレーニング用フレーズ
3連符に当てはめたダブル・パラディドル
ダブル・パラディドルを3連符に当てはめた練習フレーズだ。まずは均等な音量で練習して、慣れたら譜例に示したようにアクセントを加えてみよう。ちなみにダブル・パラディドル1つについて、1小節目はアクセントを1打、2小節目は2打加えた形になっている。
なんちゃってジャズ・ドラム – BACK NUMBER
■#1 超カンタン! 4分音符でシンバル・レガート
■#2 4ビートで“歌うように”シンバル・レガート
■#3 アップ・テンポの4ビートをプレイしよう
■#4 シンバル・レガートにバリエーションをつけてみよう!
■#5 色気たっぷり! ブラシで4ビート!
■#6 リズム・チェンジの必殺技 2ビートを身につけよう
■#7 ジャジィにオシャレにボサノヴァをプレイ!
■#8 ちょっとだけ本気でボサノヴァをプレイ!
■#9 アフロ・キューバン・ジャズを叩いてみよう!
■#10 ちょっと本気にアフロ・キューバン!
■#11 アフロ・キューバンのバリエーションを叩こう