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    【Report】ドラマーズ・パラダイス at 東京楽器博 2024

    • Report:Rhythm & Drums Magazine
    • Photo:Yukitaka Amemiya

    Report ◼️メーカー展示製品 ◼️ドラパラ24スーパーセッション ◼️アーティスト使用機材

    SATOKOの使用キットは、発売10周年を迎えたYamahaのAbsolute Hybrid Maple。こちらの機材はイベント用にYamahaが用意し、本人のセッティングを再現したもので、カラーリングの異なるタイコを組み合わせたスペシャル仕様となっている。1バス、3タム、1フロア・タムのキット構成で、フロア・タムの右側にタムがセットされた変則セッティング。スネア・ドラムはAbsolute Hybrid Maple(14″×6″)をセット。シンバルはジルジャンのKカスタムを軸に7点を配置しており、オープン・ハンド奏法のため奏者左側に集中。16” Oriental Chinaが特にお気に入りとのこと。THE&のように骨太なロック・サウンドにも、奇数フレーズを交えた手数の多いプレイにも幅広く対応できるセッティングのようだ。

    Kid’zの使用セットは、ホワイトのフィニッシュにブラックのパーツの組み合わせがスタイリッシュなPearlのMasters Maple Pure。自身の愛器と同じ1バス、2タム、1フロア・タムというキット構成で、タムはオフセット。パワー・ヒッターゆえか大きめのシンバルが好みと語っており、ハイハットは15”、クラッシュは19”以上のものを愛用。奇数サイズが多数派なところにも注目! ジルジャン・シンバル9点をワイドに並べたセッティングとなっている。スネア・ドラムはPearlのReference One Brass(14″×6.5″)で、滑り止めのテープが貼られたDW-9000シリーズのフット・ペダルはKid’zの持参品と思われる。ビーターは、2wayビーターのフェルト部分をチョイス。

    仄雲の使用キットは、1バス、2タム、1フロア・タムという普段のキット構成を再現したSAKAE OSAKA HERITAGEのEvolved。タムはオフセットして配置されており、扇形に広がるセッティングになっている。スネア・ドラムは2台使用しており、メインはSAKAE  OSAKA HERITAGEのPhosphor Bronze、サイド・スネアはEvolvedが用意されていた。フット・ペダルはSAKAE OSAKA HERITAGEのAxelandorで、ビーターは愛用のLowboy Custom Beatersのフェルト・タイプに換装。シンバルはマイネルのByzanceシリーズをメインとしたラインナップで、高低差をつけてセット。奏者左側にはタンバリンもプリペアドされていた。

    シンバルまで統一された鮮やかなレッドと、フロント・ヘッドの肉球マークが印象的なにゃんごすたーの使用機材は、TAMAのSilverstar。1バス、2タム、1フロア・タムのキット構成で、タムはオフセット。STARPHONICのステンレス・スティール・シェルのスネア・ドラムを使用している。フット・ペダルはTAMAのDyna-syncで、ビーターはダンマーのレッド・ラッカーをチョイス。ツイン・ペダルは足幅を開かず平行なセッティングになっているところにも注目! シンバルはパイステのColor Sound 900を中心としたラインナップで、全体的にコンパクトなセッティングとなっているところが、流麗な高速ドラミングやタム移動を実現しているポイントと思われる。