プランのご案内
  • 2024年12月27日(金)12:00 ~ 2025年1月6日(月)11:00まで、サポートをお休みいたします。期間中のお問合せは、1月6日(月)以降、順次対応させていただきます。
  • SPECIAL

    UP

    close up! アコースティックを知り尽くした老舗ブランド渾身の“電子ドラム” Pearl e/MERGE

    • Text:Yusuke Nagano Photo:Takashi Yashima(Except *)

    長きに渡りドラム・シーンの第一線でアコースティック・ドラムを作り続けてきたPearl が、KORGとタッグを組み、電子ドラム= e/MERGEを完成させた。心臓部であるモジュールには、同社のフラッグシップ・モデルをはじめとしたこだわりのサウンドを搭載。センサーはWAVEDRUMシステムを応用した構造で、幅広い表現力と素早いレスポンスを実現。さらにリアルな打感とサイズ感を備えたパッドが採用され、堅牢なハードウェアも含め、従来の電子ドラムとは異なる仕様となっている。ドラマガWebでは、2020年7月号に掲載された本特集にプラスαした内容で、“ドラム・メーカーが作った電子ドラム=e/MERGE”をさらに解剖していく。

    Contents

    #1 Configration ~キック・パッドで選ぶ2種類のe/MERGE~

    #2 Features ~e/MERGEを形成する3大要素~
      01_Trigger……WAVE TRIGGER TECHNOLOGY
      02_Electronic Drum Module……EM-MDL1
      03_Electronic Pad……
        PUREtouch Electronic Pad System
        PUREtouch Electronic Cymbals

    #3 Interview & Review ~e/MERGE開発秘話&試奏レポート~

    ◎e/MERGE公式HPはこちら!

    https://www.pearlemerge.jp/

    ◎この記事の掲載号はこちら!

    リズム&ドラム・マガジン2020年7月号

    #1 Configration ~キック・パッドで選ぶ2種類のe/MERGE~

    e/MERGEの全貌を探るべく、まずはキット構成を確認していこう。2タイプのキック・パッドが用意されている他、こだわりのパッドやモジュールもさることながら、付属するハードウェアにも“Pearlらしさ”が満載。ドラム・メーカーならではのセット内容と言えるだろう。

    日本を代表するドラムと電子楽器メーカーであるPearlとKORGが、お互いの技術を融合“MERGE(マージ)”して完成させた電子ドラム=e/MERGE。今回発売されるパッケージは、キック・パッドの種類が異なる2モデルです。

    e/HYBRID -Complete Kit-
    (EM-53HB/SET)

    1つ目は18″ウッド・シェルのバス・ドラム・タイプ(EM-EBP)を採用したe/HYBRID。ハイハット・スタンド、フット・ペダル、スローン、スティック1ペアが付属するコンプリート・キット(EM-53HB/SET)も用意されています。もう1つは、コンパクトなキック・パッド(EM-KCPC)を採用したe/TRADITIONAL

    e/HYBRID
    (EM-53HB)

    e/TRADITIONAL
    (EM-53T)

    ドラムのパッドは、10″&12″&14″の3タム・パッドと、14″のスネア・パッド。シンバル・パッドにはトップ/ボトム分割式の14″ハイハット・パッドに、18″ライド・シンバル・パッド、15″クラッシュ・シンバル・パッドという構成。“PUREtouch”の名を冠したオリジナルのパッド構造で、あくまでもリアルなサイズとタッチにこだわっています。

    ICON e-RACK
    タム・ホルダー、シンバル・アーム、モジュール・クランプも標準装備

    タム&シンバル・パッドをセッティングするラックは、Jeff Porcaroが考案したPearl伝統のラック・システムのe/MERGE版=ICON e-RACK。シンバル・アームやタム・ホルダーの堅固な構造も、老舗ブランドならではの信頼性。

    タムやスネアのパッドには、KORG社製WAVEDRUMのシステムを応用した“WAVE TRIGGER TECHNOLOGY”と呼ばれる独自技術が採用され、豊かな表現力と素早いレスポンスを実現。シンプルで直感的な操作が可能な音源モジュール、EM-MDL1とのコンビネーションにより、こだわり抜かれたドラム・サウンドを、ニュアンス豊かに楽しむことができます。

    次ページからはその特徴をピック・アップして解説していきたいと思います。

    キット構成

    【ドラム・サウンド・モジュール】EM-MDL1
    【キック・パッド】EM-EBP(e/HYBRID)/EM-KCPC(e/TRADITIONAL)
    【スネア・パッド】EM-14S
    【タム・パッド】EM-10T/EM-12T/EM-14T
    【シンバル・パッド】ハイハット:EM-14HH、クラッシュ:EM-15C、ライド:EM-18R
    【ハードウェア】ドラム・ラック:DR-80EM(クランプ×4含む)、ショート・シンバル・ホルダー:CH-830ES、スネア・スタンド:S-830、タム・ホルダー:TH-70E、モジュール・クランプ:PCR-50L

    ※e/HYBRID -Complete Kit-(EM-53HB/SET)のみ、ハイハット・スタンド、ドラム・ペダル、ドラム・スローン、スティック1ペアが付属。
    すべてオープン・プライス

    Next▶︎e/MERGEで注目の3大要素をフィーチャー
    “WAVE TRIGGER TECHNOLOGY”