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    【ドラマガ21年4月号】青山英樹デビュー15周年記念特集 特設サイト

    • Hair & Make:Reno Nakamura
    • Photo:Eiji Kikuchi
    • Interview & Text:Rhythm & Drums Magazine

    青山英樹×ドラム・マガジン①

    ドラマガ初登場……2007年2月号

    青山の本誌初登場は2007年2月号。アルメリアでデビューを果たした直後で、「Rhythm Junction」のコーナーでフィーチャー。インタビューでは「アルメリアでポップな歌モノを初めて叩いたんですが、それまではハード・ロックの方が難しいと思っていたんです。ドラムを中心に考えてたんですが、このバンドで叩いて、メインを引き立たせるような、歌うドラマーの押し引きがわかったんです。デジなグルーヴとか、シンプルなんだけど難しいっていう。それまではもう、ツーバスじゃないとドラムじゃない!くらいに思ってたんですよ(笑)」などと語っている。

    青山英樹×BOH リズム・コンビ対談……2014年1月号

    2015年1月号の「最前線を走る“リズム体”」特集では、盟友であるBOHと共にフィーチャー。付録CDには2人による怒涛のセッション音源も収録されている。ここでは対談の一部を抜粋してお届けしよう! そして超絶リズム・コンビ音源も特別に公開!!

    ●どんなリズム体コンビがお好きですか?

    青山 僕はやっぱり小さい頃から聴いていたので、親父と(伊藤)広規さんのコンビですね。A*Iとか聴いていると、すごいなと思います。あとはBULL ZEICHEN 88の淳士さんとIKUOさん。あのお2人はすごいですよね! MR.BIGもよく聴いていたので、パット・トーピーとビリー・シーンはカッコ良いと思います。

    BOH パット・トーピーとビリー・シーンは、2人ともリズムが前のめりだから、疾走感が半端ない! あとナイアシンでデニス・チェンバースがものすごいビート感で、暴れるタイプのビリー・シーンを抑えているというバランスも好きですね。他にも変態なプレイのオラシオ・エルナンデスのドラムと、アンソニー・ジャクソンのコンビですね。彼らはとてつもないグルーヴだと思います。BABYMETALで海外のフェスティバルに出たときに、ドリーム・シアターのステージも見たんですけど、ジョン・マイアングはすごくタイトにベースを弾くし、マイク・マンジーニのドラムなんて人間離れしているぐらいのテクニックで(笑)、もう別格でしたね。そんなのも好きですけど、メタリカも好きです(笑)! 普通は叩くところでラーズ(ウルリッヒ)は、立ち上がっちゃうし、自由過ぎてズレるとかどうでもいいみたいな(笑)。

    青山 僕もメタリカの2人は好きです。自由なラーズに(ロバート)トゥルージロはちゃんとついていっているし、2人が持ってる独自のグルーヴになっていますよね。真似できないと思います。

    BOH メタリカのライヴも真横から見させてもらいましたけど、バンドでグルーヴしているんですよね。クリックに対しては合ってないかもしれないですけど、ちゃんとバンドとして成立しているし、ああいう遊び心があるところが良いなと思いますね。

    ●セッションやサポートとは違って、バンドだからこそ自由にできるところもあるんでしょうね。

    青山 それはあると思います。だからこそバンドはメンバーが変わると音も大きく変わるんでしょうね。僕は最近、セッションがメインの活動になっていますけど、昔のスタジオ・ミュージシャンみたいに、1日に何件もレコーディングを回るっていうのがなくなってきていますよね。ドラムは特に打ち込みが多いですから……。

    ●音源は打ち込みでも、ライヴはあえて生演奏にしているアーティストも多いですよね。

    青山 確かに! 僕もライヴの演奏はたくさんやらせてもらっていますし。

    BOH BABYMETALもそうですけど、ライヴを観に行って、バックがオケだとそれだけで冷めちゃうお客さんもいるんですよね。だからライヴで生ドラム、生ベースが求められる機会が増えているのは、うれしいですね。英樹君はいろいろな現場やっているけど、タイプもバラバラでしょう?

    青山 そうですね(笑)。メタルからJロック、アニソン系とかいろいろありますね。

    BOH ちなみに僕と英樹君は、クリス・ハートさんのレコーディングでも共演しているんです。好きなドラマーを連れて来ていいという話だったので、英樹君を呼んだんです。

    青山 レコーディングでBOHさんと共演したのはそれが唯一ですよね。去年のLOUD PARKに出てから移動してレコーディングしたんです。メタルからバラードへ(笑)。でもよく溶け込んだ感じの演奏で、けっこう良い感じのグルーヴが出せたと思いますね。僕ら手数が多いイメージがあると思うので、バラードのプレイも聴いてみてほしいです。

    青山&BOHのリズム体で参加したクリス・ハートの楽曲。

    ●なるほど。では最後に、“良いリズム体”とはどんなものだと考えますか?

    BOH お互いを補い合える関係性ですかね。特にバッキングをやっているときは、2人で1つのパートみたいなものですし。しっかりバッキングできるのが良いなと思います。

    青山 歌モノだったらヴォーカリストが歌いやすいっていうのが一番だと思いますね。歌いやすいって言われるとうれしいですし。

    BOH 自分達だけが気持ち良くても駄目だよね。僕らがヨレてしまっていたら、メインのヴォーカルやソロの人がどんなに良いプレイヤーでもうまく聴こえなくなってしまうんです。だから歌いやすいような演奏、曲が良く聴こえる演奏っていうのは心がけています。その中で隙間があれば何かやらせてもらえればと思いますけど、たとえ自分のやりたいことを1つも入れられなくても、音楽として良ければ、それが正解だと思っています。

    青山&BOHによるスペシャル・セッション音源!

    「ヒデキングとBOH~にゃんのテンポ100♪~」

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    (河村吉宏との二世対談、Yamaha特集など)