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    TOSHI NAGAIが惚れ込んだIEMメーカー=qdc! 新たなカスタム・モデル製作に密着!!【前編】

    • Photo:Taichi Nishimaki
    • Text:Shinichi Takeuchi(About Products)

    Review〜ユニバーサル4種から理想のIEMを探す〜

    ここからはいよいよTOSHIのカスタム・モデルのベースとなる機種を探していく! 今回はプロの現場でメーカーがお勧めしているというハイエンド・ラインを3機種、そしてFitEarとの共同開発でアップグレードされたSUPERIOR EXをレビュー。TOSHIの理想にマッチするモデルとは?

    レビュー機種ラインナップ
    SUPERIOR EX Live 8SL Studio 8SS Hifi 8SH
     総評


    SUPERIOR EX

    SUPERIORから入った人が
    ステップアップとして手にするには
    十分なスペック

    TOSHI:SUPERIORのアップグレード版ということで、まさに上位互換という感じですね。第一印象として、密閉度がさらに上がった感じがしました。シェルの素材がアルミに変わったということで、それによって耳馴染みやマスキングされる音域が変わったのかもしれません。チューニングにFitEarも携わっているということで、聴こえる帯域も若干変わりましたね。ケーブルもSUPERIORから変わったということですが、ケーブルで音質は全然変わりますから、その影響もあるかもしれないです。

    程良い密閉度はSUPERIOR同様すごく自分好みで、耳の中の音量をあまり上げなくてもいいからドラマーは助かると思います。音源やクリックを聴きながら行う個人練習においては、とても優秀なモデルだと思います。リハやライヴの現場でも試してみたいですね。入門としてSUPERIORから入った人が、次のステップアップとして手にするには、十分なスペックになっていると思います。


    About SUPERIOR EX
    qdcと国内プロユース・カスタムIEM最大手FitEarコラボレートし実現したユニバーサルIEM。qdcのコンセプト・モデルSUPERIORをベースに、FitEarと共同チューニングを施した。

    SUPERIORは、プロ用カスタムIEMブランドならではのフィッティングと音のレスポンス・スピード、サブベース再生をより多くの人に体感してもらう目的で作られたが、SUPERIOR EXは一歩踏み込んだ音楽体験を提供するべく、より音楽が持つ広大なダイナミクスの再現に注力。幅広い楽曲へのマッチングをさせることを目的としている。

    10mm径シングル・フルレンジのダイナミック・ドライバーを搭載し、独自の同軸デュアル磁気回路とデュアルキャビティ構造を採用し、過渡特性を重視した正確な音楽再生、幅広い再生音域と全帯域にわたって自然で調和の取れたサウンドを再生する再生音圧を上げても破綻しにくいようピークが生じる部分を抑制し、本来音楽が持つ広大なダイナミクスの再現に成功している。

    筐体素材にアルミニウムを採用しサウンド・ディテールを強化。オリジナルの銀メッキOFC導体4芯線ケーブル、金属スリーブを使用した3.5mm3極アンバランスのストレートプラグを採用。

    SUPERIOR EX
    ¥33,000(希望小売価格)
    【ドライバー】ダイナミック型(10mm径シングルフルレンジ)【ドライバー数】1(片側)【形式】密閉型【周波数応答範囲】10〜40,000Hz【入力感度】100dB SPL/mW【インピーダンス】16Ω【外音遮断】26dB【ケーブル/プラグ】銀メッキOFC導体4芯ケーブル(約120cm)※ブラックカラーPVC被膜使用(コネクター:カスタムIEM 2pin、プラグ:金属スリーブ使用ストレート3.5mm3極)【付属品】SUPERIOR EX Cable 3.5mm3極アンバランス、qdcTips Soft-fitシリコンイヤーピース3ペア(S/M/L)、ダブルフランジシリコンイヤーピース3ペア(S/M/L)、クリーニングツール、オリジナルキャリングケース【生産国】中国【メーカー保証】本体:1年、ケーブル/付属品:6ヵ月

    製品ページ:https://www.aiuto-jp.co.jp/products/product_5000.php

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