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TOSHI NAGAIが惚れ込んだIEMメーカー=qdc! 新たなカスタム・モデル製作に密着!!【前編】

  • Photo:Taichi Nishimaki
  • Text:Shinichi Takeuchi(About Products)

Studio 8SS

フラットでバランスが良い印象
エフェクトのレベルまでわかるくらい
全体が隈なくクリア

TOSHI:8SSのチューニングはすごく自分好みですね。とてもやりやすかったです。僕は耳の中のバランスはマスタリングした音源のような、全体が隈なくクリアに聴こえる方が好きなんですけど、8SSはまさにドンピシャですね。8SLよりも、低音が持ち上がっていて、全体的にフラットになっているような気がしました。

スタジオのような雑音がない状態で、ミックスのような作業を集中して行うことを想定していると思うので、全音域が綺麗に聴こえるようになっていますし、いろんな生楽器の音を聴き取ったり、エフェクトをかけたり、そういう作業がしやすいように、チューニングされているんだと思いますね。スタジオ・モニター向けのモデルということで、当然レコーディングにもすごく向いていると思いますが、ライヴでも全然活躍してくれると思います。ドラム単体の音を聴いたとき、スネアのリヴァーブやアンビエントがどのくらいかかっているのか、そこまで聴き取れてしまうくらいの精細さでした。


About Studio 8SS
エンジニア、クリエイター、プロデューサーに向けた業務用リファレンス・モニターとして開発されたモデル。こちらも3wayサウンドチャンネルと4wayクロスオーバーを採用し片側8基のBAドライバーを搭載し、独自の音響キャビティ設計により、豊かなサウンド・ステージを実現している。

中国で最も実力のあるサウンド・エンジニアの内の1人とされるルオ・チェンがチューニングをイチから手掛けたサウンドは、高音、中音、低音の3つの周波数のバランスが良好。太くクリアなサウンドを実現し、現場の厳しい要求に応えるものとなっている。

また、ミックス・チェック等を考慮したモニター仕様で、音に余計な手を加えず、音楽の細部までを最大限に表現する。より柔らかくフィッティングしやすいイヤー・ピースを新たに採用し、長時間の使用にも耐え得る。

ケーブルは取り回しがしやすくニュートラルなサウンドを実現する銀メッキ銅ケーブルを採用。3.5mm/2.5mm/4.4mmの切替えが可能な3in1プラグを搭載し、抜き差しのみで簡単にアンバランス接続とバランス接続の切替えができる。IEM本体の凸型2pinを覆うモールド型で独自の2pinコネクターにより、汗や接触にも強い。

Studio 8SS
¥198,000(希望小売価格)
【ドライバー】BA型【ドライバー数】8ドライバー(片側)【形式】密閉型【周波数応答範囲】20〜20,000Hz【入力感度】112dB SPL/mW【インピーダンス】22Ω【外音遮断】26dB【ケーブル/プラグ】Soloタイプ3in1プラグ採用銀メッキ銅ケーブル(約120cm)(コネクター:qdc 2pin、プラグ:L字 3.5mm/2.5mm/4.4mm)【付属品】Soloタイプ3in1プラグ採用ケーブル、3.5mm3極アンバランス変換プラグ、2.5mm4極バランス変換プラグ、4.4mm5極バランス変換プラグ、シリコンイヤーピース3ペア(S/M/L)、シリコンイヤーピースダブルフランジタイプ3ペア(S/M/L)、フライトアダプター、3.5mm to 6.3mm変換プラグ、クリーニングツール、キャリングケース【生産国】中国【メーカー保証】本体:1年、ケーブル/付属品:6ヵ月

製品ページ:https://www.aiuto-jp.co.jp/products/product_4539.php

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