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    ドラムが変わる!My Mixerのススメ 江島啓一[サカナクション]が試す“Solid State Logic SiX”

    • Photo:Hiroki Obara

    発売中のドラム・マガジン2023年4月号では、ドラマガ初となる“ミキサー”にフォーカス!

    かつてはプロのツールとされていたIEM(イヤモニ)と同じように、いま、モニター環境の大きな要因となるミキサーに注目が集まっています。そこで今回はメーカーがお勧めする4機種をサカナクションの江島啓一が本気レビュー!

    ここでは、Solid State LogicのSiXのレビューをお届けする。

    Solid State Logic
    SiX

    50年以上の歴史を持ち、その高い品質から世界中のプロの現場で採用されているSolid State Logic(SSL)。

    アナログ・ミキサーのSiX は、SSL の中ではコンパクト・タイプながら、コンソール開発で培ったノウハウをもとに、ノイズや歪みを極限まで抑えたサウンドを実現。機能やチャンネル数を最低限に抑えたシンプル設計で直感的な操作もしやすく、マスター部分にはSSL コンソール伝統のGシリーズ・バス・コンプレッサーを搭載。ノブ1つで迫力のサウンドに調整が可能だ。

    SiX ¥217,800(市場実勢価格)
    【外寸】270mm(W)×120mm(H)×310mm(D)
    【重量】3.5kg

    プロ・クオリティのサウンド
    一番モニターに適した機種

    シンプルにめちゃくちゃ音がいいです。プロ・レコーディング・スタジオのクオリティですね。

    どの帯域も満遍なく、味つけなく聴こえて、逆を言えばそのぶんシビアに聴こえるということなのですが、“これぞモニター”という印象を受けました。コンプレッションも素晴らしいですね。かけるほどスネアの伸びが気持ち良く、余韻までしっかり聴こえます。

    マスターとモノラルでかかり具合いが少し違うのか、そもそも違う種類が入っているのか、印象が違いました。マスターの方が音楽的に聴こえてくるのに対し
    て、モノラルは音作り用というか。そのあたりもプロ仕様な感じがします。

    この機種は最初の1台というよりは、何台か経験した後の方がその良さがよりわかると思いますね。良い音というのは演奏を楽しくすると思うんですけど、このミキサーは実際にドラムを叩いていて楽しかったです。余計な機能がついていないというのも、音質にもつながっているのではないかと思います。今回試した4機種の中では、一番モニターに適している機種だと思いますね。

    • 検証時の実際の結線。

    製品HP:https://www.hibino-intersound.co.jp/allen-heath/6493.html
    お問い合わせ:ソリッド・ステート・ロジック・ジャパン(https://www.solid-state-logic.co.jp/

    本誌ではさらに、プロ・ドラマーに現場でのミキサー事情をアンケート! 大会場や打ち込みを多用するジャンルのドラマーが、普段どのようなミキサーを、どのように使用しているのか聞いてみました!

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    リズム&ドラム・マガジン2023年1月号