PEARL
ELIMINATOR SOLO RED P-1030R

長きに渡り、多くのドラマーに愛されているパールのEliminatorシリーズ。カムを自在に換えることができる独自機構が代名詞とも言える同シリーズのフット・ペダルだが、2020年に発表された“Solo”は、真円／偏心カムをそれぞれ1種類に固定させたモデルで、今回試奏したのは偏心のRED。付属されるビーターが真円／偏心のカム形状によるアクションの違いによって異なるのも特徴の1つで、REDには4面のコントロールコア・クォードビーターが標準装備される。

非常に踏みやすさもあって
軽いアクションながらも音量が出る

佐野：従来のエリミネーターより軽さがあって、非常に踏みやすさもあります。好きな人はかなりハマるのではないでしょうか。軽いアクションながらも音量はそれなりに出ますし、クォード・ビーターで音色も換えられてかなり使い勝手は良いと思います。この偏心カムにとても好感が持てて、より楽器や音楽を奏でる感じが持てる気がしました。そしてパワーシフターですが、ポジションによってアクションはかなり変わりますね。僕はボードを手前に動かしたロング・ボード感が出るような設定が好みでした。

Specification
●カム：偏心（RED）
●ドライヴ：ダブル・チェーン
●アンダー・プレート：あり
●調整箇所：ビーター・アングル、フット・ボード・アングル、スプリング・テンション（クリックロック）
●ビーター：クォードビーター（フェルト・タテR＋ヨコR ／プラスティック・タテR＋ヨコR）
●その他：パワーシフター装備、ローラーカム・フープクランプ装備

PEARL問い合わせ：パール楽器製造（☎047-484-9111）