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【2021年10月号掲載】注目のフット・ペダル17機種を一挙踏み比べ! Foot Pedal Review 2021
- #2021年10月号
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- Photo:Takashi Hoshino(product)
Yamaha
FP9C/FP9D
2019年、ヤマハが発表したフラッグシップ・モデル=FP9シリーズ。ヤマハ発動機のバイクをモチーフにデザインされたスタイリッシュなデザインに、クイックアジャスティングカム/リンク、オートロックスプリングテンション、オリジナル・ビーター/専用ウェイトといった多彩な調整機構を備えたスペック、さらに同社らしいシンプル設計で各パーツの精度を丹念に追求し、高精度分割フレームや高精度低ヒール・ポジション構造などによるスムース&安定性の向上を目指しつつも、ヤマハ伝統の踏み心地を継承した、伝統と革新のフット・ペダルとなっている。ドライヴはダブル・チェーン(ベルトに交換可能)のFP9Cと、ダイレクトのFP9Dの2機種がラインナップ。
Specification
●カム:真円(レバーつきスプロケットレス・カム)
●ドライヴ:ダブル・チェーン
●アンダー・プレート:あグル、フット・ボード・アングル、スプリング・テンション(Vertical Spring Tension Adjustment™=“VERT”装備)
●ビーター:フェルト/プラスティック(110 Control™ Weight/Impact アジャスタブルビーター)
●その他:Interlocking Delta™ Hinge装備、トライピボット・スウィベル・トゥ・クランプ装備、穴空きソリッド・アルミ・フット・ボード装備、Floating Rotor ドライブシステム装備、ペダル・ケース付属
Specification
●カム:真円(レバーつきスプロケットレス・カム)
●ドライヴ:ダブル・チェーン
●アンダー・プレート:あグル、フット・ボード・アングル、スプリング・テンション(Vertical Spring Tension Adjustment™=“VERT”装備)
●ビーター:フェルト/プラスティック(110 Control™ Weight/Impact アジャスタブルビーター)
●その他:Interlocking Delta™ Hinge装備、トライピボット・スウィベル・トゥ・クランプ装備、穴空きソリッド・アルミ・フット・ボード装備、Floating Rotor ドライブシステム装備、ペダル・ケース付属
精巧で緻密ながらもビーターが
返ってくる感触はFP720のような懐かしさも
佐野:このペダルも“ハイテク・ペダル”な精巧さと緻密さを感じますが、バス・ドラムを踏んでビーターが身体に返ってくる感触は、FP720を受け継ぐような懐かしさがあります。ビーターに取りつけられるブラスとアルミのウェイトはわずか数グラムですが、かなり変わりますね。装着してビーターを重くすると低域が出て、聴感上アタックの低いところにいく感じがして現場では重宝しそうです。
ダブル・チェーンの方は、個人的にスプリング緩めが好みなのと、カムは真円のC1と偏心大のC3でかなり感触が変わるので好みは分かれそうですが、間のC2がいろいろなプレイに対応しそうですね。ダイレクトの方は、このドライヴならではの加速感がかなりあって、高速のダブルを駆使したプレイや一発ガン!とアタックを出すのはすごくやりやすいと思います。カム設定は最も加速が得られるD1は、軽すぎて身体が持っていかれるくらいでした(笑)。
YAMAHA問い合わせ:ヤマハお客様コミュニケーションセンターギター・ドラムご相談窓口(☎ 0570-056-808)