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【2021年10月号掲載】注目のフット・ペダル17機種を一挙踏み比べ! Foot Pedal Review 2021
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- Photo:Takashi Hoshino(product)
TAMA
Dyna-Sync HPDS1
2019年のWinter NAMM Show で発表され話題となった、TAMAのダイレクト・ドライヴ・ペダル“Dyna Sync(ダイナシンク)”。カムの上部アームをスライドすることでカムの回転半径を調整できることに加えて、フット・ボード/ビーター・アングルの独立調整など、充実の調整機構を備えた同モデルは、カムとフット・ボードをつなぐダイレクトリンクの“ 接点” を、最適なポジション/アングルに設定することでパワーとバランス、そして自然なフィーリングの完璧なバランスを追求、さまざまなプレイ・スタイルへの適応を目指した。
パワーでなくスピードで鳴ってくれる印象
良い意味でダイレクトらしくない感じが良い
佐野:TAMAのダイレクト・ドライヴということですが、パワーでなくスピードで鳴ってくれる印象です。フォルテッシモで踏んだときの音色が特徴的で、単に強い力でドン!ではなく、うまくしなやかに踏んだサウンド……イチローの打つホームランみたいなスウィングを彷彿とさせます(笑)。それがすごく楽しさを与えてくれて、フレキシブルな感触で踏める感じです。カムは打面側のL設定がコントロールしやすく好みでした。良い意味でダイレクトらしくない感じが良いと思います。
Specification
●ドライヴ/カム:ダイレクト(Optimized Transmission Design / Slidable Cam)
●アンダー・プレート:あり
●調整箇所:カム回転半径、ビーター・アングル、フット・ボード・アングル、スプリング・テンション(Swivel Spring Tight)
●ビーター:フェルト(Dyna Beater)
●その他:Sync-Coil、Para-ClampⅡPro、専用ハードケース付属
TAMA問い合わせ:星野楽器販売(☎ 0561-89-6900)