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    【2021年10月号掲載】注目のフット・ペダル17機種を一挙踏み比べ! Foot Pedal Review 2021

    • Photo:Takashi Hoshino(product)

    “群雄割拠”の注目機種を一挙試奏!

    1冊を通して100人のプロ・ドラマーの“足元”に迫ったドラマガ10月号では、5年ぶりとなる人気企画、“フット・ペダル踏み比べ”も敢行。この6年ほどでリリースされた新機種や復刻モデル、アップグレード仕様に絞り、佐野康夫が全17モデルを試奏! さらに本誌購入者は佐野による全機種の試奏動画がダウンロード可能! ぜひチェックしてほしい。

    試奏●佐野康夫

    Profile●さのやすお:福岡県出身。古澤良治郎氏に師事。多数のジャズ/ブルース系のセッションを経験し、MONDO GROSSO、MONDAY 満ちる、ORIGINAL LOVE、the brilliant green、ゆず、中島美嘉など、さまざまなアーティストと共演。近年も菅野よう子、aiko、坂本真綾など、多岐に渡る活動を展開。unbeltipo、村田陽一オーケストラなど、多数のレギュラー・メンバーとして活動中。

    DW
    DW-MCDXF

    DW初となるダイレクト・ドライヴ、Machined Direct Drive=MDDの“ダブル・チェーン仕様”となるMCD。航空機などで使われる高品質のアルミを同社のテクノロジーで金属加工している他、ギアシフト・スタイルのレバーを取り入れたスプロケットなしのカムや、スムースなアクションとレスポンスを実現するというFloating Rotorドライブシステム、高性能なヒール・プレート&ヒンジなど、最先端と言える技術の粋を集めたモデルとなっている。ここで試したのはロング・ボード仕様(XF)となる新製品。

    DW-MCDXF ¥101,200

    DW-9000とはまた違うハイテクさ
    常においしい帯域が鳴っている印象

    佐野:とてもスムーズで、DW-9000とはまた違うハイテクさです。ルックスは奇抜かもしれませんが、非常に使いやすいと思います。ロング・ボードの安心感もありますし、踏んだ分だけペダルがそのまま返してくれる精密さを感じますね。音色はビーター・ヘッドを換えられる上にウェイトの調整ができるのでかなり変わります。DWらしい低域も出せますし、ツブ立ち重視にもできて、常においしい帯域が鳴っている印象です。音量と太さがドーン!とくる説得力のある音はエンジニアが喜びそうですね。

    Specification
    ●カム:真円(レバーつきスプロケットレス・カム)
    ●ドライヴ:ダブル・チェーン
    ●アンダー・プレート:あり(ロング・ボード仕様)

    ●調整箇所:ビーター・アングル、フット・ボード・アングル、スプリング・テンション(Vertical Spring Tension Adjustment™=“VERT”装備)
    ●ビーター:フェルト/プラスティック(110 Control™ Weight/Impact アジャスタブルビーター)
    ●その他:Interlocking Delta™ Hinge装備、トライピボット・スウィベル・トゥ・クランプ装備、穴空きソリッド・アルミ・フット・ボード装備、Floating Rotor ドライブシステム装備、ペダル・ケース付属


    DW問い合わせ:モリダイラ楽器(☎ 03-3862-5041)