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Sound Report|リンゴ・スターのドラムを生で聴いた、2016年の“数秒”【アーカイブ】
- Text:Katsuaki Komiya
- Photo:Eiji Kikuchi
本日7月7日に86歳の誕生日を迎えたリンゴ・スター。2016年のリンゴ・スター&ヒズ・オールスター・バンド来日時、ドラム・マガジンは本人のドラム・セットを取材する機会に恵まれた。しかし、この日、本当に忘れられないのは機材だけではない。ステージ上にいたリンゴ本人がドラム・セットに座り、自ら演奏してくれたのだ。その時間は数秒だったが、その音は今でも鮮明に記憶に残っているーー。
いきなりリンゴが叩いた
大興奮の”生音”体験

本当に奇跡的で、とても幸運なことが起こった。(2016年11月に)リンゴのドラム・セット撮影の際、何とリンゴがそこにいて、何とドラムを演奏してくれたのだ。時間にしたら、リンゴがドラムに触ったのは、おそらく数秒のことだと思う。でもそのあまりの衝撃に、ものすごく長い時間、リンゴのドラムを聴いていたかのような……そんな錯覚に陥るほどに素晴らしかった。
手足の音量バランスも
昔からレコードで聴いていた、そのまんま

フレーズもしっかり覚えている。バス・ドラム+シンバルでアクセント、スネア・ドラムで16分音符のフィルイン。絶妙にハネている。スネア・ドラムもバス・ドラムも太く、柔らかく、温かな音色。手足の音量バランスも昔からレコードで聴いていた、そのまんま。やっぱりショットは、“叩く”ではなく、“当てる”、または“射抜く”ように、タイコ全体のバイブレーションを引き出しているよう。直線的なのにスウィングしてる。何より、その音色、グルーヴ、スウィングから音楽が聴こえるというか、それ自体が音楽になっているのが、感動的であった。まさに Peace & Love.
*本記事は2017年1月号の内容を転載したものとなります。
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