LOUDNESS結成40周年の集大成となったツアー『THE SHOW MUST GO ON』で使用していたのは、パールのカーボンプライ・メイプル。シェルの内側のみにカーボン・ラミネートを施した特注仕様だ。大口径のタイコをラックで組み上げたド迫力のツーバス・キットながら、2タム、1フロア・タムというシンプルなセッティング。シンバルもタイコと同じく大口径のものをチョイス。アームを限界まで伸ばした高めの配置となっているが、大柄な鈴木にとってはちょうどいい位置に設定されているように見えた。24"のライド・シンバルはカップ部分がノン・レイジングとなっており、これはオリジナル・メンバーである故・樋口宗孝氏のシグネチャー・モデル＝Lightning Strikesと同じ仕様。スネア・ドラムはパールで、アルミ製のウルトラキャストを愛用。フット・ペダルはパール、ELIMINATOR Ⅱ。左右でビーター・アングルを変えている点にも注目。スティックはアヘッドのXLRC（約15.75mm×425.5mm）にグリップ・テープを装着。さらにAHEADのドラム・グローブも併用し、ここから轟音ドラミングが生まれる。