PLAYER

UP

Interview – 真太郎[UVERworld]後編

  • Interview & Text:Rhythm & Drums Magazine Photo:Takashi Hoshino

ドラムを叩ける場所や
求めてもらえる環境があるだけで感謝

●真太郎さんはライヴでドラム・ソロを披露されることもありますが、パフォーマンスに関して意識していることはあるんでしょうか?

真太郎 ドラム・ソロって、実は苦手なんですよ。今はライヴが始まる前にお客さんを煽るくらいでやるけど、自分から持ち場を作ってほしいと頼むことはないですね。本当にうまい人のソロには抑揚があって、すごいな!とか、見応えがあって良いなと思うんですけど、いざ自分がやると……叩いている途中、自分に対して“は?”と思ってしまうというか(苦笑)。

●(笑)。苦手というのは意外でした。

真太郎 例えばトミー・リーだったり海外のドラマーが僕のルーツにあったら別だったかもしれないですけど、ショーを見せるドラマーっていうよりは、インディーズ・シーンの恒さん(恒岡 章/Hi-STANDARD)が見せていたようなライヴの熱量みたいなところが僕にとっての出発点だったから……それに、ソロをやりながら、自分で“は?”とか思っているうちは、実際のアプローチに説得力がないんだと思うんですよ。そこを自分の中で見つけられれば、もっとうまくパフォーマンスできるようになるのかもしれませんね。

●あらためて、この15年、20年というのは、体感として早かったですか?

真太郎 感覚としては早かったけど、楽しい思い出もいっぱいあるし、友達もたくさんできたし、内容は相当濃いものでした。デビューしてからもっと長く活動されている先輩方はたくさんいるので“どや!”っていう気持ちはないんですけど、1年1年積み重ねてきた中で、2020年の今、ライヴできない状況みたいな、これまで予想しなかったようなこともあるわけで。やっぱりドラムを叩ける場所があったり、求めてもらえたりっていう環境があるだけで感謝というか……今は心の底からそう思えているし、まだまだ成長していきたいっていう気持ちもありますね。

●長く続ける中で、成長しているっていう感覚はあるんですか?

真太郎 それはやっぱり減ってきます。正直、それは辛いですね。この先、歳を重ねたらできることよりもできないことの方が増えていくと思うから、なるべくできることを増やしていくことが、できないことを減らすことにつながるのかなって。

●ご自身のことを俯瞰的に捉えているんですね。

真太郎 “大丈夫っしょ”と楽観的な気持ちだけだと限界があると思うので、やれることから1個ずつやっていかないとダメだなって。スポーツとかでも何でもそうですけど、“基礎がある人は強い”っていうところは、年々思うようになりました。

あとは、メンタルと身体のバランスの取り方みたいなところも考えたりしますね。例えば大きな会場でライヴをやるときに、当日のコンディションとかがハマらないと、本当はそうじゃないってわかっているのに “後ろまで届けなあかん!”と思って力任せに叩いてしまうときもあるんですよ。

でも、それがだんだんと身体の負担になっていくこともあるから、ツアー全体を意識して、1本1本のライヴをなるべくフラットにこなせるようになりたいと思ったりとか。