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Interview – mika[Morfonica]

  • Interview & Text:Rhythm & Drums Magazine Photo:Satoshi Hata(Live)、Masaya Onodera(Drum Kit) Special Thanks:Bushiroad Music

お客さんが目の前にいる状況で
初めてのライヴを経験できたことがありがたかった

●良いお話ですね。1stシングルの「Daylight -デイライト- 」は、曲の冒頭からキメが入っていたり、シンコペーションも多いので、リアル・バンドの始動1曲目にして、難易度が高そうな曲だと思いました。

mika そうですね。もし、自分がドラムを始めて最初に組んだバンドであの曲が来たら、もしかするとドラムを辞めてたかもしれないです(笑)。それくらい難しくて、特にシンコペーションは、みんなで繰り返し練習しました。

1stシングル「Daylight-デイライト-」のMV

●BanG Dream!では、どんなキットをお使いなんですか?

mika 私の演じている“二葉つくし”ちゃんが叩いているドラム・セットを、カノウプスさんに全部再現して作っていただきました。シンバルのセッティングは楽曲によって変わることもあるんですけど、10″、12″、16″の2タム1フロアのキットにツイン・ペダルという構成です。

Live Gear

mikaがMorfonicaのリアル・ライヴで使用しているのは、彼女演じるキャラクター、二葉つくしのドラム・キットを再現したというカノウプスの刃II(YAIBA II)。22″BD、10″TT、12″TT、16″FTの2タム1フロアの構成で、タムはオフセットして使用。打面ヘッドとシンバルもすべてカノウプスで統一。シンバルのセッティングは演奏する楽曲によって変えているそうだ。

●Morfonicaとして初めてのライヴは、8月23日の「BanG Dream! 8th☆LIVE」夏の野外3DAYSだったんですよね。感触としてはいかがでしたか?

mika すごく楽しかった記憶しかないですね。もともとワンマンでやるはずだった、Debut Event「Prelude」が中止となってしまったので、8th☆LIVEでお披露目できたのが本当にうれしくて。バンドを初めてやるメンバーのことも考えると、お客さんが目の前にいる状況で初めてのライヴを経験できたことがすごくありがたかったです。

ステージでみんなが見てくれている中で、いつも一緒に頑張ってきたスタッフさんとか、他のバンドの子達も袖から見守ってくれて……あの日のステージに立てて良かったなって思いますし、幸せな気持ちを噛み締めながら演奏したのを覚えています。

ちなみに野外でのライヴだったんですけど、炎天下の中で長時間ドラムを置いておく経験があまりなかったので、同じドラマーの夏芽さんと、チューニングの対策会議をしたりもしました(笑)。

●そんな会議が行われていたんですね(笑)。ではmikaさんがライヴの際に工夫していることは?

mika バイオリンとギターっていう、まったく違う上モノが2本いるので、その2人が自由に動いて表現できるように、私はベースと一緒にしっかり土台を作ることを意識しています。

私の中ではMorfonicaの曲って、全員のパートがそれぞれ動き回っている状態で、それが合わさって1つの音楽になっているような感覚があるんですけど、ライヴではそのまま合わせようとすると大変なので、ドラムを他の楽器に合わせてアレンジしています。あとは、ベースとドラムでシンコペーションする場所が違うところも結構あるので、リズム体でスタジオに入って、譜面に全部書き出しながら調整したりとか。

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