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    ブルーノ・マーズの東京ドーム公演を支える兄でドラマーのエリック・ヘルナンデスとは?

    • Photo:Ollie Millington/Getty Images

    1月11日から東京ドーム公演をスタートし、21日までの7公演すべてソールド・アウトさせるなど、日本でも爆発的な人気を誇るブルーノ・マーズ。そのステージを支えるドラマーが、エリック・ヘルナンデス。ブルーノの兄であり、豊富なキャリアを誇る凄腕である。ここでは簡単にエリックの経歴を紹介していこう!

    10歳でステージに立った早熟の天才ドラマー

    E-Pandaの愛称でも知られるエリック・ヘルナンデスは1976年生まれ。ニューヨーク出身。パーカッショニストだった父親の影響で4歳でドラムを始める。居をハワイに移し、10歳になると家族と共にグループを結成。ドゥーワップやR&Bなどを幅広くカヴァー。テレビ番組などにも出演していたそうで、この頃に現在のスタイルの礎を培ったようだ。ちなみにブルーノのステージ・デビューもそのグループだったそうで、4歳でエルヴィス・プレスリーやマイケル・ジャクソンのモノマネをしていたという。

    2013年のモダン・ドラマー誌のインタビューによれば、ドラムは独学で習得したようで、「好きなアニメを見ながらプレイしていた」と語っている。ドラマーとしての本格的なプロ・キャリアのスタートは90年代中頃からで、オルタナティヴ・バンド=Louie Sayをサポート。並行してさまざまなアーティストの制作に携わるようになったという。

    エリックが関わった最初のヒット曲が、ブルーノがフィーチャーされた2009年発表トラヴィー・マッコイの「Billionaire」。ライヴ・ドラマーとしてクレジットされた本曲は、現在までにSpotifyで6億再生、YouTubeで5億再生を超えている。

    その後はブルーノと活動をサポート。初期のレコーディングではデモ段階における打ち込みの差し替えやプログミングの構築なども手がけていたという。2012年発表の『Unorthodox Jukebox』からは外部プロデューサーを招いて制作されるようになり、以降はツアー・ドラマーとしてブルーノと活動を共にしている。

    使用機材はドラムがDWで、シンバルはセイビアン。スティックはヴィック・ファースを愛用。過去にはDW傘下のブランドであるPacific Drumsからシグネチャー・スネアも発表。本人のインスタグラムには、東京ドーム公演で使用中の機材写真をアップ(こちら)。1バス、3タム、1フロア・タムという構成のドラムに、エレクトロニック・パッドやティンバレスなどを配置したマルチ・セッティングを使っている。

    実力と経験を兼ね備え、DNAレベルでブルーノを知り尽くしたエリック。彼がステージ上でどのようなパフォーマンスを繰り広げてくれるのか、残りの東京ドーム公演も期待大!

    ベスト・オブ・ブルーノ・マーズ ライブ at 東京ドーム→HP