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DM Debut – 毛利匠太[PEDRO]
- Interview & Text:Rhythm & Drums Magazine
本誌初登場のドラマーを紹介していく連載“DM Debut”。リズム&ドラム・マガジン20年7月号では、日本の音楽シーンを彩る新鋭ドラマー4人にインタビュー。ここでは、BiSHのアユニ・Dによるバンド・プロジェクト=PEDROにサポートとして参加する若手ドラマー=毛利匠太の番外編インタビューを公開! 自身が影響を受けた音楽や、プロジェクトでの活動について語ってくれた。
自身が影響を受けた音楽や
今後のツアーへの意気込み
●主にどのような音楽に影響を受けましたか?
○いわゆる邦ロックや、メタルなどに影響を受けています。小学校卒業直前に、RADWIMPSの「君と羊と青」を聴いたのが自分のロックの始まりで、それ以来ONE OK ROCKやサカナクション、凛として時雨などいろんなロック・バンドを毎日聴き漁っていました。高3の頃に、BABYMETALのオタクになってからは、そこからさまざまなメタルやラウド・ロックのバンドを聴くようにもなりました。耳だけではなく身体で感じる音楽、重くタイトなビート感にはとても大きな影響を受けました。それから、「ドント・ルック・バック・イン・アンガー」を聴いたのをきっかけに、オアシスに没頭したりも。気怠いビート感、永遠に聴いていられるようなサウンドやメロディは耳の奥に今でも染みついていますね。
●PEDROのプロジェクトにサポートとして参加する前は、どんな音楽を演奏していましたか?
○高校時代にジャズ系の部活に所属していて。ジャズの他にも、フュージョンなども学んで、セッションの楽しさを知りました。今でもカッコいいギター・ソロやベース・ソロに煽られながらドラムを叩いている瞬間が一番楽しいです。
●プロジェクト始動からバンド結成約1年という期間で出場したROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019にて、若干20歳という若さでステージでドラムを叩くことは貴重な体験だったかと思いますが、実際に演奏してみた感想はいかがでしたか?
○めっちゃくちゃ緊張しました。もともと自分はそこまで緊張に飲まれる性格ではなく、むしろ楽しめるようなメンタルがあるつもりだったのですが……。ライヴ・ハウスと違ってずっと向こうまで視界が開け放たれていて、目の前に集まっているお客さんの中にはきっとPEDROを知らない人もいるという状況にどうしても気持ちが押しつぶされそうになってしまって。直前のリハでも最初に思いっきりミスしました。本番も力みが取れず、もどかしかったこと以外はほとんど覚えてないのですが……。「猫背矯正中」の田渕さんのギター・ソロがカッコ良くて客席が盛り上がった瞬間はすごく印象に残っています。本当にあんな経験ができてありがたい限りです。
●新型コロナウイルスの影響で、PEDROの全国ツアー「GO TO BED TOUR」が中止となってしまいましたが、9月に予定している「LIFE IS HARD TOUR」に対する意気込みを教えてください。
○とにかく今はライヴがしたいので、9月のツアーはとても楽しみです。そしてありがたいことに、自分のこの感情と同じくらいライヴに行くことを楽しみにしてくれている方々がたくさんいると思うので、無事ライヴができた暁には、メンバー同士で思いをぶつけ合う演奏ができたらと思いますし、自然とそうなれる空間を作り上げていけるようこちらも全力で準備していこうと思います。
リズム&ドラム・マガジン20年7月号
本誌ではリズム&ドラム・マガジン20年7月号では引き続き、本誌では、新作「衝動人間倶楽部」でのプレイや、アユニ・Dと田渕ひさ子との関わりなどについても語ってもらっている。さらに、自身のプレイ・スタイルを形成した作品3枚を紹介する“Drumming Roots”や、お気に入りのアイテムを紹介する“My Special One”などのコーナーで、さまざまな情報をお届け! 詳しくは本誌をチェック!