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“鉄板”ドラム・イントロ100〜邦楽“鉄板”ドラム・イントロ30〜
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- 譜面&解説&フレーズ選曲:菅沼道昭[る*しろう] Photo by PeopleImages Getty Images
26. 「Wizard CLUB」 Drums:真太郎
打楽器の合奏によるかなり大がかりなドラム・イントロで、バウンスしたトライバルなリズムが特徴的。DVDでは他のメンバーがタムや大太鼓を使って合奏に参加しているのが確認できる。真太郎の卓越したグルーヴ・テクニックが生かされたプレイである。
27. 「罪な奴」 Drums:玉田豊夢
テープを早回しにしたような、タイトなスピード・プレイによるドラム・イントロ。3小節目のコンビネーション・フレーズがインパクトを加えるポイントで、曲中のパートでもまったく同じアプローチをしている。やはり美味しいプレイは、また使いたくなるもの。
28. 「ファイアスターター」 Drums:KENTA
スネアの4分打ちにツーバスを含んだパワー系のリズム・イントロ。これもそのままの流れで曲につながるパターン型のアプローチだが、同様のパターンは曲の随所で効果的に使われており、トータルな曲の構想を意識したイントロ・プレイとも言える。
29. 「Dog3」 Drums:庄村聡泰
7拍子で始まるプログレッシヴなヘヴィ・ロック曲で、ハイハットの刻みとスプラッシュだけの演奏でツーバス満載のラウドな曲想を“予感させないような”アプローチ。変拍子を利用し、曲始まりとのギャップによってインパクトを演出する頭脳的イントロ。
30. 「ドーパミント!」 Drums:刄田綴色
ブギー的なリズムに、タム類を絡めて叩くトライバルなリズム・イントロ。フロア・タムを両手で叩き、古いジャズに見られるような感覚もあるが、このフロアとスネアの移動は右手リードでは難しく左手リード(オープン・ハンド)で叩ける刄田ならではのプレイ。
番外編 打ち込み“鉄板”ドラム・イントロ★5
01. 「BLOWIN’」B’z
このドラム・イントロは、洋楽編で登場したグランド・ファンクの「アメリカン・バンド」の完全な引用のようで、名フレーズに対する“ある種のオマージュ”と言ったところだろうか。打ち込みらしいメタル風のサウンドで、カウベルの音も入っている。
02. 「マカロニ」Perfume
テクノ系ダンス・ミュージックではあるものの、生ドラムのグルーヴ感に寄せたイントロ・パターン。あえて機械的なグルーヴにしない試みが感じられ、かと言って打ち込みらしさも残すという絶妙なバランスを保っている。“自由自在”の空気感だ。
03. 「桜坂」福山雅治
打ち込みらしいイントロのパターンで、フレーズ、サウンド共にプログラミングの創造性が生かされたアプローチになっている。実際のドラムのプレイとは違った空間性があり、多彩なサウンドでドラムとパーカッションが同時に演奏しているような感覚もある。
04. 「最&高」きゃりーぱみゅぱみゅ
スナッピーを外したスネアのようなサウンドで、ロールのプログラミングが特徴的なイントロ・フレーズ。これは現代の打ち込みドラムの可能性を示しており、試行錯誤によって最適なフレージングをチョイスできる、打ち込みの利点が生かされていると言える。
05. 「シンコペーション」BABY METAL
打ち込みによるメタル系の定番フレージング。こうしたツーバスのコンビネーションは、他のハード・ロック/ヘヴィ・メタル系の譜例にも多く含まれているが、フレーズとサウンドはメタル・ドラムそのもので、打ち込みが生ドラムに寄せたフレージングと言えよう。