NOTES
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“煩悩の数”だけリズム・パターン -Jazz & Fusion編-
- 講師:菅沼道昭 演奏:能村亮平 イラスト:伊藤丈丸
Jazz & Fusion 16 左手の動きを自由化させたフュージョン型アプローチ
これもライドとハイハットを絡めたパターンで、ポイントは左手の動きを駆使しているところ。右手はほぼ8分をキープしていてリズムの流れはすべて左手が担っている。フュージョン的なフレキシブルなリズム・ワークを生み出す手法としては欠かせない要素と言えるだろう。
Jazz & Fusion 17 “ゴスペル・チョッパー”御用達のハイハット・ワーク
ゴスペル系ドラマーはフュージョンとの関わりも強く、そうしたドラマーの多くが使うハイハット・ワークを用いたのがこのパターン。ハイハットに柔軟に16分を組み入れているのがわかると思うが、ポイントはバック・ビートのスネアをすべて左手で叩ける手順になっているところ。
Jazz & Fusion 18 スネアをスリップさせたフュージョン・パターン
これもフュージョンらしいファンキーなアプローチで、スネアのバック・ビートを前後にスリップさせながら独特な流れのビートへ再構築しているのがポイント。これもデイヴ・ウェ ックルのスタイルによるパターンの1つで、カ ップのアクセントを入れる位置がグルーヴのカギとなっている。
Jazz & Fusion 19 クリス・デイヴ流の自在なリズム・ワーク
クラブ・ジャズ、ヒップホップ、R&Bなどさまざまなジャンルで活躍するクリス・デイヴの独特なリズム・ワーク。ハーフ・タイムのパターンで、ハイハットのリズムがユニーク。 途中バス・ドラムとリニアの関係になっているのがポイントで、こうしたフレージングをアドリブで変化させている。
Jazz & Fusion 20 リニアを絡めた超テクニカル・パターン
超テクニカルなプレイで定評のあるロナルド・ブルーナー Jr.のフレキシブルなファンキ ー・パターンの1つ。ダブル・ストロークの2打目にアクセントをつけるハイハットのメリハリのつけ方がポイントで、これにより特有の躍動感が加味される。これもスネアを自由化したアプローチの1つ。
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