こんにちは、摩天楼オペラの響です。第9回はAimerさんの「残響散歌」のドラム・カヴァー解説を行わせていただきました。先日放送が始まった『鬼滅の刃 遊郭編』のオープニング・テーマとなっているこの曲ですが、全体を通してかなり難易度が高めとなっています。今回はイントロ、1B、1サビ、2Aを解説していきます。
◯ Anatomy of Drumming #9 Contents
■ カヴァーのポイント① 〜イントロでの3拍子のパターン〜
■ カヴァーのポイント② 〜1B後半に登場するスネア2打〜
■ カヴァーのポイント③ 〜1サビのキック・パターン〜
■ カヴァーのポイント④ 〜2Aのハイハット ・ワーク〜
■カヴァーのポイント① イントロ〜タムとスネアを使った3拍子のパターン〜
イントロのポイントは、まず最初のタムとスネアを使った3拍子のパターン。ここは2打連続となっているスネアが重要で、1打目をロール気味に、2打目を強めに叩いてみてください。もしロールが難しければ、弱めに叩くだけでもフレーズとしては成立しますが、ロールを使うことで原曲の雰囲気に近づきます。後半は4拍子に切り替わり、シンバルとスネアを使った16分連打のフレーズが登場します。途中でタムも登場するかなり忙しいフレーズのため、ゆっくりから繰り返し覚えてみてください。
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■カヴァーのポイント② 1B〜後半に登場するスネア2打に注目〜
1Bはライドを使った4つ打ちのパターンとなります。前半は比較的簡単なフレーズで、チャイナやスプラッシュのシンバル移動と、折り返しのフィルに注意して叩いてみてください。後半は5、6小節目に登場するスネア2打がポイントとなっており、チャイナと同時に叩く2打目の方に、アクセントを持ってくることでカッコ良く聴かせることができます。またラストはオモテ打ちとウラ打ちが切り替わるパターンとなっているので、拍をしっかりと意識して叩いてみてください。
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■カヴァーのポイント③ 1サビ〜変化するキックのパターン〜
1サビはオープン・ハイハットの8ビート・パターンとなります。前半は足の3連打のパターンや、右手の刻みがクラッシュに移動しているところがポイントとなります。後半は16分ウラにキックがくるパターンなのですが、このフレーズがしっかりハマらないとサビの盛り上がりに欠けてしまうので、キックの位置に注意して叩いてみてください。また、最後のフィルは手足どちらも16分ウラにくるパターンとなっており、このテンポで叩くのはかなり難しいのでゆっくりから練習してみてください。
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■カヴァーのポイント④2A〜バリエーション豊富なハイハット・パターン〜
2Aはハイハット・クローズを使った8ビートで、途中で登場するオープンのタイミングがポイントとなります。まずは2小節目のオープン2打、通常なら間のスネアにもハイハットが入りますが、ここではあえて抜いてあげることで、このテンポ感の8ビートでもオープンに対応できるようになります。4小節目も基本的には同じですが、こちらはラストのハイハットが16分で2打入るのでそこに注意しましょう。また1Aでもこれを少し簡単にしたパターンが登場しますが、2Aが叩ければ対応できるのでまずはこちらに挑戦してみてください。
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◎Profile
ひびき:2014年に本格的な音楽活動を開始し、2019年にVロック・バンド“摩天楼オペラ”に正式メンバーとして加入。同年2月に初の参加アルバム『Human Dignity』でメジャー・デビューを果たす。自身のバンド活動以外にも、さまざまなアーティストのライヴ・サポートやドラム・セミナーの開催、教育現場でのライヴ参加や講師活動など、幅広い音楽活動を行っている。パール/ジルジャンのエンドーサー。
◎Information
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