NOTES

UP

和楽器バンド山葵の『ドラムにこじつけッ!』 第8回「ドラムとマンガ」

ドラムとマンガ

はいどーも、みなさん、マンガはお好きですか?山葵です。

僕は大好きです。
今でも追いかけている連載がありますし、ちょくちょくデジタル配信で単行本を購入したりします。
僕の周りだけかもしれませんが、少なくとも今までにマンガが嫌いという人に出会ったことがありません。
それくらい老若男女が親しむマンガ文化のある国に生まれてよかったと思っております。
間違えた。生まれは中国でした。

最近はペーパーレスが当たり前になっている中で、僕もデジタル媒体で鑑賞することが多いです。
今まで持っていた漫画のほとんどは売り払い、基本iPadかiPhoneで漫画を読んでいます。
それでも2作品だけ、今でも紙媒体で手元に置いているものがあります。

まず1つめが大友克洋先生の「AKIRA」

言わずもがな、SFアクション漫画の金字塔ですね。
自分の本名と一緒なことに勝手に親近感を持ちながら、最初は映画版から視聴しました。
映画ではその世界観やディティールに感動を受けて、漫画を読んだときもそれに勝るとも劣らない、漫画という媒体での表現力の凄みに衝撃を受けました。
あの圧倒的に詳細で、かつ動的な情景描写から感じるプロフェッショナル精神。
フィールドは違えど、同じものづくりをする者として、漫画を楽しみつつも身の引き締まる思いになります。
これは勝手な憶測ですが、エヴァンゲリオン、進撃の巨人、攻殻機動隊などの超名作も、この漫画のDNAを多分に受け継いでいるんじゃないでしょうか。
それにしても金田は終始男前だし、ジョーカーの程良いポンコツ感も憎めなくて好きなキャラなんだよなぁ。。。

そしてもう1つが井上雄彦先生の「SLAM DUNK」

はい出ました。バスケがしたいですでお馴染み、説明不要の超名作バスケ漫画ですね。
読んだことある方ならわかると思うんですが、最終巻のあのシーンで何度泣いたことか。
そして登場キャラがみんな魅力的なんですよね。

エネルギーを持て余す若者だったのが、夢中になれることに出会うことで人として成長していく桜木
天才が故に、理解者がいない孤独を抱える流川
自分の弱さを受け入れ、仲間を信じることでリーダーとして成長する赤木
過ちを後悔し、それを乗り越えることで過去の自分に打ち勝つ三井
コンプレックスを受け入れ、自分を客観視しチームプレイに徹する宮城

みんなそれぞれに強い個性があって、読者の誰しもが誰かに共感する部分があると思います。
その中でもあえてメガネの木暮くんを推したいと思います。彼も3年間がんばってきた男なんだよなぁ。。。

マンガを読んでいると、静止画なはずなのに動いているように感じたり、効果音が聴こえる気がするときってありませんか。
そういったものは、人の心を動かすことのできる凄い力を持った作品なんだろうなと思います。
それと同じように、音を奏でているのに、情景を思い浮かばせたり、喜怒哀楽を感じてもらえたりする。
僕はミュージシャン/ドラマーとして、そんな演奏や作品が作れるよう、これからも精進していきたいものです。

いい感じに締まった気がするぞ。ではまた!

【がんばれ!ワサビくん LINEスタンプ発売中!】
https://store.line.me/stickershop/product/14371740/ja

【和楽器バンド】
TVアニメ「MARS RED」オープニングテーマ
デジタルシングル「生命のアリア」好評配信中!

▼「生命のアリア」各配信ストア一覧

https://wgb.lnk.to/aria_of_life

▼「生命のアリア」Music Video

▼ TVアニメ「MARS RED」PV第2弾

Profile
わさび●岡山県育ち。中国人の父と日中ハーフの母を持つ。15歳でドラムを始め、YOSHIKIやチャド・スミス、トーマス・プリジェンなどに影響を受ける。動画投稿サイト“ニコニコ動画”にアップした演奏が話題となり、和楽器バンドに加入。コンポーザーとしてもスキルを磨き、最新作『TOKYO SINGING』ではリード曲「Singin’ for…」を作詞作曲。中学の頃からは筋力トレーニングも続けており、2020年の年末特番「SASUKE2020~NINJA WARRIOR~」へも出場し、話題を呼んだ。

◎和楽器バンド HP Twitter
◎山葵 Twitter

◎Latest Release

TOKYO SINGING
ユニバーサル UMCK-1668
和楽器バンド(L→R)
黒流(和太鼓)、亜沙(b)、いぶくろ聖志(箏)、神永大輔(尺八)、鈴華ゆう子(vo)、町屋(g、vo)、蜷川べに(津軽三味線)、山葵(d)

山葵ブログ Back Number

第5回「ドラムと筋トレ」
第6回「ドラムとSASUKE」
第7回「ドラムと作曲」