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ジョン・メイヤーの最新作を支える凄腕ドラマーとは?

  • Photo:Yukitaka Amemiya

今年デビュー20周年を迎える天才ギタリスト、ジョン・メイヤーが7月21日に4年ぶりとなるアルバム『ソブ・ロック』をリリース。それに併せて7月13日発売のギター・マガジン2021年8月号の表紙を飾ることが決定。独占インタビューや歴代の機材変遷など、100ページ近くに及ぶ大特集が予定されているという。

名匠=ドン・ウォズとの共同プロデュースによる本作は、「アイ・ゲス・アイ・ジャスト・フィール・ライク」、「キャリー・ミー・アウェイ」など全10曲で構成。ジョン・メイヤー自身が「自分が聞いて育った80年代音楽へのラヴ・レターだ」と語っており、プロダクションからアート・ワークに至るまで、80年代愛に溢れる仕上がりになっているという。

アルバムのリリースに先駆けて発表された最新曲「ラスト・トレイン・ホーム」は、シンセサイザーをフィーチャーした、80年代を彷彿とさせるゴージャスなサウンドが印象的な1曲。このMVでシモンズのパッドを配した、80年代仕様のドラム・セットを使っているのがアーロン・スターリング。テイラー・スウィフト、ハリー・スタイルズを筆頭に数々のアーティストから引っ張りダコの超売れっ子セッション・ドラマーである。

2014年、2019年に行われたジョンの来日公演にも参加したアーロンは、1980年生まれの現在40歳(7月9日で41歳)。音楽一家に育ち、12歳でドラムを始め、16歳でセッション・ワークをスタート。19歳の頃に地元のナッシュヴィルからLAに移住し、本格的にプロとしてのキャリアをスタート。ヴィンテージ楽器に造詣が深く、その変幻自在なサウンド・アプローチが評判を呼び、ドノヴァン・フランケンレイター、ギャヴィン・デグロウなど、数多くの作品に参加。

ジョン・メイヤーとは2012年リリースの『ボーン・アンド・レイズド』で初共演。2014年に行った本誌のインタビューではその出会いについて、“ベーシストであるショーン・ハーレーが紹介してくれてレコーディングの依頼の電話をもらったんだ。彼らはスタジオに入って何人かのドラマーを試したけどジョンが求めているものは得られなくて、僕なら合うかもしれないって言ってくれたんだ。そして試しにやってみて結果こうなった。僕達は会った瞬間波長が合って、会って数時間で「クイーン・オブ・カリフォルニア」をレコーディングしていたよ”と語ってくれた。ちなみにアーロンはスタジオ・ワークに重点を置いており、ジョン以外のアーティストのツアーに参加することは、ほとんどないとのこと。

「ラスト・トレイン・ホーム」のレコーディングには、アーロンとジョンを引き合わせたショーン・ハーレーの他、キーボードにマイケル・ジャクソンとの活動で知られるグレッグ・フィリンゲインズ、そしてパーカッションに重鎮=レニー・カストロがそれぞれ参加。80年代サウンドを作り上げたレジェンド達が参加している点にも注目! 

「ラスト・トレイン・ホーム」について投稿するアーロン。コメント欄にはジョン・メイヤー本人による「That Snare though」という書き込みも!

◎作品情報
『ソブ・ロック』
ジョン・メイヤー

発売元:ソニー 品番:SICP-31454  詳細はこちら●ソニーHP