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ポール・スタンレー[KISS]率いるプロジェクトの初アルバムに盟友=エリック・シンガーが参加

  • Text:Shinichi Takeuchi

KISSのフロントマンとしてお馴染みのポール・スタンレーが、“もう1つのバンド”として活動を続けるPAUL STANLEY’S SOUL STATION。このバンドは、彼の音楽的ルーツの1つであり、敬愛するソウル・ミュージック~R&Bのナンバーをカヴァーするために立ち上げたプロジェクトで、2018年には来日公演も実現。ザ・テンプテーションズ、アル・グリーン、スモーキー・ロビンソン、スティーヴィー・ワンダーなどのナンバーを、ソウルフルな歌声で披露してくれた。ドラムをプレイしたのは、KISSの盟友、エリック・シンガー。KISSでのパワフルなプレイとは趣を異にし、タイトでグルーヴィなリズムを生み出していたのも記憶に新しい。

そんな彼らが、初のフル・アルバム『Now and Then』を完成させた。本作には、モータウンなどのカヴァーだけでなく、5曲のオリジナル曲も収録予定。カヴァー・バンドの枠を超えた、さらに広がりのある作品となっている模様だ。

現在、アルバム収録予定曲で、来日公演でもプレイしていたファイヴ・ステアステップスの1970年ヒット曲「O-O-H Child」が先行公開中。YouTubeなどの動画サイトやサブスクリプション・サービスで試聴できる。また、アルバムのレコーディングの様子やメンバーへのインタビューを収録した8分ほどのドキュメンタリー映像も併せて公開。こちらには、エリック・シンガーのプレイ・シーン&インタビューも収録されており、キッスでの巨大なキットから一転、1バス&2タムのシンプルなキットで、クローズド・リム・ショットなども交えた軽やかなドラミングを披露する場面が確認できる。発売は海外で3月5日を予定。

◎作品情報
『ナウ・アンド・ゼン』
ポール・スタンレーズ・ソウル・ステーション

発売元:ユニバーサル 品番:UICY-15975 (3月5日発売予定) 詳細はこちら●HP