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ソウルの女王=アレサ・フランクリン圧巻のステージがスクリーンに初登場!

2018年に急逝したソウルの女王、アレサ・フランクリン。彼女が1972年にロサンゼルスのニュー・テンプル・ミッショナリー・バプティスト教会にて行ったライヴの模様が49年を経て、スクリーンに初登場! 映画『アメイジング・グレイス アレサ・フランクリン』として、5月28日を皮切りに順次全国でロードショーされる。

バーナード・パーディを筆頭に、コーネル・デュプリー(g)、チャック・レイニー(b)に加て、サザン・カリフォルニア・コミュニティ聖歌隊をバックに、アレサが自らのルーツである“ゴスペル”を歌い上げた本ステージの模様は、ライヴ・アルバム『AMAZING GRACE』としてリリースされ、300万枚を超えるメガ・ヒットを記録。

このライヴはドキュメンタリー映画としても収録されていたそうで、アカデミー賞を受賞しているシドニー・ポラックが監督を担当。本来であればアルバム発売の翌年に公開される予定だったが、音と映像をシンクロさせることができないというトラブルに見舞われ、未完成のまま、幻の作品として知られていた。長い年月を経て、テクノロジーの発展も後押しし、映画の完成へと辿り着いたという。

アレサについてパーディは本誌2008年3月号のインタビューで “一番想い出に残っているのは「Rock Steady」だな。あの曲のドラム・ブレイクは、実はアクシデントでね(笑)。レコーディングしている最中に、彼女のピアノから楽譜が滑り落ちたんだ。でも彼女はそこで演奏を止めずに、誰か譜面を拾ってくれと合図を出し、その間、「ロック……ステディ……」と歌い続けたんだ。俺達はしばらく続けていたけど、いよいよ演奏が止まりそうになったとき、俺は4小節のブレイクを入れたんだ。すると彼女は俺の方を振り返り、再び演奏を続けたというわけさ”とその思い出を語っていた。

また『AMAZING GRACE』の完全版となる、『至上の愛 〜チャーチ・コンサート〜 <完全版>』も5月12日にリリース。本作は2日間のLIVEを未編集のドキュメンタリーとして、リマスターの上で完全収録した内容となっている。

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