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カノウプスより柏倉隆史シグネチャー・スネアが発売!【叩いてみた動画あり】

◎本人からコメントが到着!

相反する要素が詰まった1台
天候に左右されにくく
リハにライヴにレコーディングに重宝


乾いたサウンドと軽快でスッキリとしたヌケがありながらも、不思議と温かい。でもクリスピーで、相反する要素が詰まっていると思います。

オープン・リム・ショットをしたときの倍音の減衰も綺麗です。スティックを当てる場所やリムのかけ方、強さ次第で、バラエティ豊かな音をたくさん出せると思います。

8テンションというのは、シェルの響きをころさないぶん、チューニングが難しいイメージがありますが、アルミということもあってか、変な倍音が少なく、その辺りのバランスも取れているように感じます。

デモ機のときは5インチだったんですが、音の重厚さや低めにチューニングしたときのロー感や音圧、音量を求めていった結果、6.5インチに落ち着きました。アルミは天候などの影響を受けにくく、スネア自体の音があまり変わらないので、逆に部屋鳴りやマイクの違い、ヘッドの違いを感じられるというメリットもありますよね。ライヴやレコーディングが続いたりしたときに、昨日と今日が“音でつながっていける”ので、相対的な音のアップデートにもブレがなくなってくると思います。フェスなど野外での演奏にも強いし、軽くて持ち運びが便利なのもいいですよね。いろいろなところへサクサク持っていける。

僕はバット式の内蔵ミュートが好きなのですが、演奏中にマフラーが動いてしまって音が変わってしまい、演奏に集中できなくなることが自分にとってちょっとしたストレスで。「ミュートのマフラーが3段階くらいで、ダイヤル式みたいな感じで止まらないか」とカノウプスさんに相談したところ、Baseball Bat Inner Muffler(CIM-20)を開発してくださいました。すごく便利に使わせていただいています。カノウプスさんに感謝です。

手前味噌ではございますが、とりあえず1台持っておけば、ひとまずリハにライヴにレコーディングに、安心で重宝するスネアだと思います。

みなさまぜひ使っていただけたらと思います!

柏倉隆史