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Rhythm Section Special Talk Session #1 仄雲×やまもとひかる【2023年10月号掲載】
- Interview & Text:Rhythm & Drums Magazine Photo:Takuya Nagata Hairmake:Rie Ooya
2023年10月号では、国内音楽シーンを牽引するドラマー/ベーシストによる“リズム体”対談を掲載。ドラマガWebではその貴重な対談の一部をお届け!! 1組目は今号の表紙も飾ってくれた、YOASOBIを支える新時代のリズム・コンビ、仄雲&やまもとひかる。YOASOBIに参加するまでの経緯や初めて音を合わせた感触について語った部分を抜粋して掲載!!
仄雲は後ろで
どっしりと落ち着いて構えるタイプ
(やまもとひかる)
●リズム体にフォーカスした特集ということで、お二人が参加されているYOASOBIを軸に、お話をうかがいたいと思います。まず、YOASOBIのサポートを務めるようになったのはいつ頃からですか?
やまもとひかる 確か、初めて顔合わせをしたのが2020年の8月で、その年末の紅白歌合戦で「夜に駆ける」を演奏したのがバンド体制の初お披露目だったので、その頃からですね。
●お声がかかった経緯というのは?
ひかる 基本的に、コンポーザーのAyaseが集めたメンバーですね。男女比的に、ベーシストは女性で、コーラスもできる人を探していたらしくて。SNSで私の動画を見てくれたことがあったみたいで、それをきっかけにお声がけがあった感じです。仄雲は、Ayaseのバンド時代の先輩なんだよね? 一緒によく対バンしていて知り合いだったとか。
仄雲 そうだね。僕がYOASOBIの存在を知ったのが、伸び出し始めぐらいのときで。“いい曲だな”と思っていたんですけど、メロディの感じに聴き覚えがあったので、共通の友人に聞いたらAyaseのユニットということがわかって。まずは彼に電話したんですけどつながらなかったので、友達伝いに「ドラム、叩かせてくれ」と頼んだのがきっかけで、参加することになりました。言ってみるものだなと思います(笑)。
●仄雲さんからアプローチされたんですね。ちなみにお二人は、お互いの存在をもともとご存知だったんですか?
ひかる 私は、仄雲がやっている眩量SIRENの曲は聴いたことがあったんですけど、メンバーさんまでは認識していなかったので、事前に灰雲とのつながりはなかったですね
仄雲 僕も、ひかるのことは顔合わせのタイミングで初めて知った感じです。
●YOASOBIで初めて音を合わせたときの感触は覚えていますか?
ひかる 私は、どちらかというとハシり屋で、ちょっと前にいるタイプなのに対して、仄雲は、後ろでどっしりと落ち着いて構えるタイプだったんです。だから、お互いが無意識で演奏すると、あまり合わない感じはしました。
仄雲 うん。俺もそんな印象はあった。
ひかる ね。今はまったくそんなことないんですけど、もともとの特性が真逆だったので、最初に合わせたリハ音源か何かを聴いてみたときに“これはまずい!”と思ったのは覚えてます。
●最近の演奏を拝見した感じだと、かなり意外です。ノリ感を近づけるために、お二人で練習されたりしたんでしょうか?
ひかる めちゃくちゃ練習したよね。多いときは週5くらいで会ってた気がする。
仄雲 めちゃくちゃスタジオに入ったね。
ひかる リズム練で一緒に使っていたスタジオがあって。機材もそこにずっと置いていたので、個人練で入ったときにも、お互いがスタジオにいたら、その場で「一緒にやる?」と声をかけたり、事前に時間を合わせて一緒に入ったりして練習しました。
本誌ではさらに、二人での練習内容や、YOASOBIの現場におけるライヴ・アレンジ&音作り、それぞれのバンドやソロ活動についても詳しく語ってもらっている。続きはドラマガ2023年10月号にて!
続きは発売中のドラマガ2023年10月号をチェック!