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    博士 山本拓矢が試した【2023年7月号】のNEW PRODUCTS!〜SONOR Kompressor Snare Drums〜

    • Review:Takuya Yamamoto[bohemianvoodoo]
    • Photo:Takashi Yashima

    繊細なレスポンスと
    パワフルなサウンドを両立させた
    ソナーの新定番スネア・シリーズ

    ソナーが“真の主力製品”と謳う新たなメタル・スネア=コンプレッサー・シリーズがデビュー。

    シェルはスティール/ブラス/アルミの3種で、14″×5.75″/14″×6.5″という共通のサイズ展開に加え、ブラスは13″×7″、アルミは14″×8″もラインナップ。

    ソナー伝統の、口径をわずかに小さく成型するOptimum Shell Measurements機構により、“空気をピュアな音エネルギーに変え、1打目から息を呑むようなサウンドを奏でる”とのこと。

    各パーツなどのスペックは共通となっており、チューニングの安定性を実現するTune -Safeラグ、AQ2にも搭載されているシンプルなスロー・オフ・タイプのストレイナー、10テンションの2.3mm厚パワー・フープ(※ブラス13″は8テンション)、スナッピーはスティール20本線が装備されている。

    ◎各機種のレビューはこちら!

    Total Impression

    組み上げの精度が素晴らしくチューニングが快適
    タッチへの高い追従性はぜひ試していただきたい

    ラグ周りの組み上げの精度が素晴らしく、滑らかで適度な重さがあるテンション・ボルトの感触と、OSM機構に由来する明瞭なピッチ感のおかげで、チューニングが極めて快適でした。素材に合わせたシェルの厚みの選択、口径の実寸が音色に与える影響を明確に伝えられる絶妙なラインナップと、高い精度。シリーズ全体を通して極めて好印象です。シビア過ぎず扱いやすい、タッチへの高い追従性は、ぜひ試して体感いただきたいです。

    ※こちらは今回試奏した3台の総評となります。個別のレビューに関してはこちらから!