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【ドラマガ21年1月号】神保 彰 デビュー40周年アニバーサリー特集 特設サイト
- Contents:Rhythm & Drums Magazine Photo:Taichi Nishimaki
発売中のリズム&ドラム・マガジン21年1月号では、今年プロ・デビュー40周年を迎え、2021年元旦にオリジナル・アルバムを3作同時リリースする神保 彰を大特集! 本誌の付録DLカードには、直伝のレクチャー映像や過去のインタビューPDF、ドラム・ソロ音源のアーカイヴ・データといった永久保存版のコンテンツが目白押し! アルバムの発売に先駆け、ここでは最新インタビューの一部をお届けすると共に、本特集の豪華コンテンツをあらためて紹介していこう。
リズム&ドラム・マガジン21年1月号 特集内容
Contents
#1 Anniversary Interview – Part 1
~初の3作同時リリースと新たなチャレンジ~
⇒神保がベーシック・パターンに工夫を凝らしたという9曲のセルフ解説コーナーも必見!
#2 AJ presents The Special Lecture
~進化するためのデイリー・エクササイズ~
#3 Words of Respect to AJ
~世代、国境を越えて語られるその魅力~
#4 Summary of Success
~世界のJIMBO その功績を辿る~
#5 Anniversary Interview – Part 2
~リズム&ドラム・マガジンと共に振り返る40年~
#6 Memorial Archive – the 1st Cover Interview
~独占収録! 1984年初表紙インタビュー~
永久保存版の豪華コンテンツを収録!
●神保直伝のデイリー・エクササイズ映像
●2013年以降の本誌掲載インタビューPDF
●35周年記念表紙特集号(2015年2月号)収録のドラム・ソロ音源×35本
●2016年3月号付録「80年代をテーマにしたドラム・ソロ」音源
21年1月号掲載の最新インタビューをチラ見せ!
今回のインタビューは、2本立てで展開! Part 1ではアルバムの3作同時リリース&新たな挑戦について、Part 2では、神保が表紙を飾ったドラマガを軸に、自身の40年間を振り返っていただく内容となっている。ここではPart 1の冒頭をチラッとご紹介!
新しいものは放っておいて
若い者に任せるという考え方もあると思う
でも僕はそういうボキャブラリーも
自分の中に取り入れたい
●あらためまして、デビュー40周年おめでとうございます! 今回はアルバムを3作同時リリースされるということで……これはどのように決まったんですか?
神保 キングレコードから、ここ何年もアルバムを出させていただいているんですけど、少しずつハードルが上がっていって……近年は、ロサンゼルスとニューヨークで2作をレコーディングするということをやったので、じゃあ次の段階では、オリジナルのデュオ/トリオ/ソロの3枚同時制作に挑戦するしかないということになったんです(笑)。作曲についても、毎年100曲作ろうとトライしては、たいてい途中で挫折するんですが、今年は達成できました。
●去年の80曲も十分すごいと思いましたが、ついに100曲作られたんですね。
神保 今回はコロナの影響でツアーが3月頭で中止になってしまったので、その時間を作曲に充てて、今まで以上に1曲1曲に時間をかけて作りました。当初は全部ニューヨークで作る予定だったんですが、それも叶わず、アルバムはリモート制作という形になりました。
●前作までと、レコーディング方法や環境もまったく違うわけですよね。
神保 はい。今まではずっと、一発で演奏したものを瞬間冷凍パックするみたいな(笑)、そんな作り方だったのに対して、今回はリモートですから、まず僕がプログラミングで作ったトラックをニューヨークに送って、彼らの演奏が入って戻ってきたものに合わせて、僕が東京でドラムを録る形で進めました。ドラム録りは4日間あったんですけど、29曲録ったので、1日7~8曲くらいずつという感じですね。
国内外でうまくサウンドが馴染むのかなという不安はあったんですけど、初めてお仕事するエンジニアの加納尚樹さんがとても良い感じに録ってくれたので、ドラム・サウンドに関しても納得のいく仕上がりになっています。
●なるほど。まずは、ギター・トリオ盤『28 NY Blue』ですが、オズ・ノイ(g)は昨年に引き続いての参加で、今回新たに参加されたのがエドモンド・ギルモア(b)ですね。
神保 僕がマイク・スターンの日本ツアーに参加したときにベースを弾いていたのがエドモンドで、思いの外早く、リモートという形でもまた共演できてうれしく思っています。彼とオズは2人ともイスラエル出身で、プライベートでもすごく親しいんですよ。マイク・スターンとのツアー中も、エドモンドはオズに電話して、「今、ジンボと一緒にいるんだぜ」なんて話していました(笑)。
●(笑)。楽曲を聴かせていただきましたが、神保さんのオッド・タイム的なアプローチがとても新鮮で、驚かされました。資料にも“意図的にハズしたアプローチに挑戦”したとありますね。
神保 わざとハマらないようにするリズムというのは、ここ10年くらいの間に、メイン・ストリームの裏側でどんどん進化してきたと思うんです。ビート・メイカーがマシンを使って、人間の生理にはないような分割で面白いリズムを作っていって、今度はそれを生で演奏する人達が出てくる……という面白い現象が起きてきましたよね。それが僕にはすごく響いて。世代的には、そういう新しいものは放っておいて若い者に任せるっていう考え方もあると思うんですけど、僕はけっこう欲深いので(笑)、そういうボキャブラリーも自分の中に取り入れたいと思って、密かに研究してきました。
ただ、外すアプローチはライヴなどでやるとけっこう嫌がられる場合も多いので、発表の場というのが今まであまりなかったんですよね。それで今回、たまたまリモート制作という形になったので実践してみたというわけなんです。コロナがなかったら、また多分ニューヨークで一発録りで制作を進めて、もっとストレートなアプローチになっていたと思います。
⇒このインタビューの続きは、ドラマガ21年1月号にて!
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