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【緊急特別企画】withコロナ時代をドラマーはどう生き抜くのか 〜Ⅱ プロ・ドラマーの動き〜
- Interview & Text:Rhythm & Drums Magazine Photo:Taichi Nishimaki/Yoshika Horita(柏倉)
BOBO
会話を重視した新しい形の
オンライン・レッスンの始動
●BOBOさんがこのコロナウイルスで受けた影響から教えていただけますか?
○本当だったら今はTK(from 凜として時雨)とMIYAVIのリリース・ツアーが同時進行中で、その合間に佐藤千亜妃のフェスやイベントだったり、あと今年から参加してるプロジェクトがあって。それのレコーディングはもうやってて、いよいよ本腰を入れて動き出すぞっていうタイミングだったんだけど、もう全部休止になっちゃった。ヒィー!だよ(笑)。もともとTKで3月末から中国ツアーの予定だったんだけど、1月の時点で中国の状態見て、さすがに難しいって判断で中止にして。ただその後から始まる日本ツアーは当然やる予定で動いてたし、リハもやってたんだけど、ここまでのことになるなんて俺も含めて誰も思ってなかったよね。それが2月末くらいからドーム・クラス(のライヴ)がキャンセルになり始めて、ドンドン流れが変わっていったよね。
●その空いた時間を利用して、前々からやろうと思っていた“悩み相談”をTwitterで投稿したわけですね?
○そう、それが3月24日。ツイートした内容の通り、心を痛めているドラマーが本当に多いって昔から思ってたから。それで悩み相談みたいなことをやりたいって話は以前からずっと周りに対して言ってて……って北野ちゃん(本誌編集長)にも言ってたじゃん(笑)! 俺自身ずっとダメ出しされ続けて、それを乗り越えてきた人生だったから、絶対に力になれることがあるだろうって思って。実際やってみて、今は確信に変わったけどね。まあ、それでああいうツイートしたんだけど、相当反響あってびっくりしたよ。よっぽど刺さったんだろうな。ドラマーだけじゃなくて他のミュージシャン達からもたくさんコメントをもらった。
●その時点では、リハスタなどで直接会って、プレイを見ながら話を聞くっていうことを予定していたんですよね?
○もちろん! 3月末の時点では、人の密集する2,000~3,000人のライヴはさすがに危険だとしても、2人でスタジオに入ることすらできなくなるなんて想像もしなかったよ。オンラインっていうのはそのときも考えてて、返信メッセージでも触れてたんだけど、それはコロナによってスタジオに入れなくなるからオンラインっていうことじゃなくて、実際に対面が難しい東京以外の人達のことを考えてなんだよね。それが4月に入ったくらいから、一気に問答無用ですべてオンラインの流れになっていったね。予定していたツアーや現場が飛んじゃって、何かものすごいスピードで、今まで感じたことのないものすごい波が迫って来てる気がしたんだよね。何か動き出さないとヤバいぞって心底思って。それで始めたのが、Zoomを使ったマンツーマンのオンライン・レッスン。
リズム&ドラム・マガジン20年7月号
それぞれのインタビューの続きは、リズム&ドラム・マガジン20年7月号にて掲載! 他にも、コロナが実際にドラム界にも与えた影響やオンライン・レッスン(シライミュージック presents)、トップ・プロが伝授する自宅ドラム・エクササイズなど、今を生き抜くドラマー達のためのあらゆる情報をお届けしていくので、併せてチェックしてほしい!
付録ダウンロード・カードには、同企画内のシェーン・ガラス/大坂昌彦/松下マサナオ/菅沼孝三のトップ・プロ4人が伝授する自宅エクササイズ映像を収録 !!
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