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UP

【Set Up】竹村 仁 (Jin Takemura)

2022年12月12日に渋谷Gee-Geにて行われた菅野 颯、松浦千昇、竹村 仁によるイベント「YUKINO・JIN・SOドラムクリニック」で使用された3人のドラム・セットを公開!
菅野 颯のドラム・セットはこちら
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極浅の特注3タムとゴング・バスを組み込んだ竹村流多点セッティング

変態紳士クラブのサポートやMEMEMIONなどで本場顔負けの“黒いグルーヴ”を鳴らす竹村のメイン機はDWのジャズ・シリーズ(メイプル+ガム・ウッド・シェル)。1バス、3タム、1フロア・タムにゴング・バスという多点キットで、タムはすべて深さ6"というオーダー品。12"タムがフロアの奥側に設置されている点も特徴的だ。レッグをつけたフロア・タム仕様のゴング・バスは海外のドラマーに憧れて発注したそうだが、使いどころは模索中とのこと。フロアでは出せない低音がポイントで、現在はバス・ドラムとのコンビネーションで使うことが多いそうだ。タムの浅さゆえに実現できる水平なセッティングや客席側に角度をつけたエフェクト・シンバルなど、彼が影響を受けてきた数々のゴスペル系ドラマーが垣間見えるセッティングとなっている。打面ヘッドはレモで、バス・ドラムがパワーストローク4クリア、タムがコーテッド・アンバサダー、フロア・タムがピンストライプ・クリア、ゴング・バスのみDWのコーテッド・クリアで、すべてSlapKlatzで倍音をコントロールしていた。

シンバルはジルジャンで統一。EFXやチャイナ・トラッシュなどエフェクト系が中心で、サステインの短さを求めてのセレクトだろう。クラッシュ・オブ・ドゥームはライド替わりに使用。スネア・ドラムはソナーのSQ2ヘヴィ・ビーチ。ハイ寄りのチューニングで使用しているが、シェル由来のローの成分も感じられ、太いサウンドが印象的だった。打面は高強度ファイバーを採用し耐久性に優れたエバンスのハイブリッド・コーテッドで、パワー・ヒッターの竹村ならではのセレクトだろう。フット・ペダルはDW-9000で、ビーターはヴィックファースのフェルト(VKB1)を使用。菅野 颯も同じビーターを使用しているが、竹村はより設置面の広い横向きにセットしていた。

SET UP!

【Drum Kit】
DW
Jazz Series
22"×16"BD、8"×6"TT、10"×6"TT、12"×6"TT、16"×14"FT、18"×14"Gong Bass

【Snare Drum】
SONOR
SQ2 Heavy Beech Shell 14"×5"

【Cymbals】
ZILDJIAN(L→R)
14" A Custom HiHat
18" A Custom EFX
10" A Custom EFX
18" K Dark Thin Crash
10" FX Oriental China "Trash"(top)+10" A Custom EFX(bottom)
14" FX Oriental China "Trash"
20" A Custom EFX
20" FX Oriental Crash of Doom

【Electronic Drums】
ROLAND
SPD-SX(Sampling Pad)
BT-1(Bar Trigger Pad)