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【Report】摩天楼オペラpresents 15th Anniversary Live@大手町三井ホール(d:響[摩天楼オペラ])
- 文:リズム&ドラム・マガジン編集部 写真:かわどう
本編が終盤に差しかかると、バンドの今後に関するアナウンスが行われた。MCで発表されたのは、3年ぶりとなるアルバムのリリースと全国ツアーの開催、そして、同バンドのサポート・メンバーとして参加していたギタリスト、優介の正式加入!
今後の意気込みを語り、さっそく初披露されたのが、新曲「真っ白な闇がすべてを塗り替えても」。エモーショナルな歌に始まり、バンドをリードするドラムのタイトな超速ビート、より一層激しく動き回るギター、ボトムで歌うようにウネるベース、それらを艶やかに彩るキーボード……新体制で作り上げられた5人の迫力あるバンド・サウンドからは、進化と未来への気概がビシビシ伝わってくる。続けて「終わらぬ涙の海で」、「儚く消える愛の讃歌」というメロスピ・ナンバーを畳みかけ、さらに強力になったバンドの爪痕をしっかりと残して本編が終了した。
会場の手拍子に応え、メンバーが再登場したアンコールでは、15周年の節目を迎えての思いと、過去の苦境を乗り越えて迎えた現在、そして今後への前向きな気持ちが各々の口から語られた。2019年に正式加入した響も4年間を振り返り、「ワンマン、ドラム・レコーディング、メジャー・デビュー……ドラマーとしての目標をたくさん達成できました」と感謝の思いを伝えた。そして、“僕らは未来から愛されてる”という前向きな歌詞が乗る「PHOENIX」、「ローンデイジー」、「alkaloid showcase」の3曲をプレイした。
さらに、Wアンコールでは、「BURNING SOUL」、「Psychic Paradise」というこの日一番とも言える暴れ曲を2曲展開。会場は最高潮の盛り上がりに包まれ、アニバーサリー・ライヴは大団円を迎えたのだった。
長年活動を共にしてきたメンバーの脱退など、さまざまな苦難を乗り越えながら15周年を迎えた摩天楼オペラ。苑が「前に進むために必要だなと思うものは、結局は曲。過去最高とも言えるようなアルバムです」と語った新作『真実を知っていく物語』や、今後の全国ツアーも楽しみに思えるライヴであり、優介の加入で新体制となったバンドのパワーを感じられた。彼らの歩む道は、希望に溢れている。
「摩天楼オペラpresents 15th Anniversary Live」 SETLIST
1. Eternal Symphony
2. Sacrifice
3. Anemone
4. ANOMIE
5. MONSTER
6. Justice
7. 悲哀とメランコリー
8. RAINBOW
9. SYMPOSION
10. もう一人の花嫁
11. Helios
12. Innovational Symphonia
13. 真っ白な闇がすべてを塗り替えても
14. 終わらぬ涙の海で
15. 儚く消える愛の讃歌
EN1. PHOENIX
EN2. ローンデイジー
EN3. alkaloid showcase
W EN1. BURNING SOUL
W EN2. Psychic Paradise
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