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    【Set Up】山木秀夫 (Hideo Yamaki)

    このキットについてもっと知りたい方は、
    『ドラム・セット・ファイル Vol.2』をチェック!

    • Photo:Tetsuro Sato Text:Yusuke Nagano(②)

    DRUM KIT 

    ①新たな愛器、ソナー・プロライトのレコーディング仕様

    70年代から現在に至るまで、常にファースト・コールであり続け、メジャーからアンダーグラウンドまで、幅広いフィールドでその手腕を発揮している熟練ドラマー、山木秀夫。長年に渡ってソナー・ドラムを愛用している山木が、新たに手に入れたニュー・キットがメイプル製のプロライト・シリーズ。19年春の井上陽水のツアーでお披露目となった、ブリリアント・ブラック・フィニッシュが美しい1台。タムの並びが10"→13"という変則的なサイズ構成で、サステインの調整可能なT.A.R.マウント・システムを介してセッティング。バス・ドラムに角度をつけて、タムをオフセットで配置するのも山木流セッティング特徴の1つだ。ダブル・スタンドを活用し、足回りをスッキリさせている点にも注目。

    SET UP!

    【Drum Kit】
    SONOR
    PROLITE
    22"×17.5"BD、10"×7"TT、
    13"×10"TT、14"×14"FT 、
    16"×16"FT

    【Snare Drum】
    SONOR
    PROLITE
    14"×6"

    【Cymbals】(L→R)
    PAISTE
    Formula 602 Modern
    Essentials
    15" Hi-Hat、
    16" Crash、
    18" Crash、
    22" Ride、
    18" Crash、
    20" Crash

    DRUM KIT 

    ②エレクトロニック化を推し進めたオールVドラム・キット

    サポートを務める福山雅治の現場では、タムにローランドのVパッドを配置し、アコースティック・ドラムと組み合わせる、ハイブリッド・ドラムを導入している山木秀夫。近藤等則率いるKONDO IMA21では、さらにエレクトロニック化を推し進め、オールVドラムのキットを使用。写真のキットは山木の専用機で核となる音源モジュールはTD-30。タムを少し低くセットできるようにラックを改良してある以外、市販品とまったく同じ仕様となっている。セッティングは生ドラムをシミュレーションするのではなく、まったく別物の楽器として捉えて、最も演奏しやすいように配置を試みるという。結果としてタムやシンバルを全体的にコンパクトに並べて、タムとフロアの高低差も少なくなっている。

    SET UP!

    【Electronic Drums】
    ROLAND
    TD-30KV-S
    TD-30(Drum Sound Module)、
    KD-140-BC(V-Kick)、
    PD-128S-BC(V-Pad)、
    PD-128-BC(V-Pad)、
    PD-108-BC(V-Pad)、
    VH-13-MG(V-Hi-Hat)、
    CY-14C-MG(V-Cymbal Crash)、
    CY-15R-MG(V-Cymbal Ride)