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【Drummer’s File】川口千里 (Senri Kawaguchi)
Profile●かわぐちせんり:1997年生まれ、愛知県出身。5歳のときにドラムを始め、8歳から菅沼孝三氏に師事。10歳で誌上ドラム・コンテストの準グランプリを獲得。2013年に1stソロ・アルバム『A LA MODE』を発表し、2016年にアルバム『CIDER ~Hard&Sweet~』でメジャー・デビュー。スティーヴ・ガッドやデヴィッド・サンボーンといったレジェンドと多数共演し、海外のドラム雑誌で表紙を飾るなど、抜群のドラム・テクニックを武器に、世界を股にかけて活躍している。
Q1:ドラムを始めたきっかけと年齢を教えてください。
5歳から叩き始めました。身内にミュージシャンはいないのですが、機械が大好きな父が自分の趣味のためにYamahaのDTXを購入。母への言い訳として、「子供たちのために買ったんだ!」ということに。その結果、私がしっかりとドラムにハマってしまいました。
Q2:これまでに影響を受けたドラマーは誰ですか?
※敬称略
菅沼孝三
スティーヴ・ガッド
ラーネル・ルイス
サイモン・フィリップス
マルコ・ミネマン
Q3:ご自身にとって思い出深い参加作品や楽曲、公演を教えてください。
●ダントツで印象に残っているのは、Yamahaドラム50周年記念のイベント「Yamaha Drums 50th Anniversary Drum Session」ですね。右に神保 彰さん、左にデイヴ・ウェックルさん、真正面にスティーヴ・ガッドさんという、今でも信じられない布陣での演奏は、私にとってかけがえのない経験、思い出になりました。
●私の2ndソロ・アルバム『Buena Vista』のレコーディングも、私の人生を変えた大切な思い出の1つです。素晴らしいミュージシャンの皆さんと、初めてのLAでのレコーディング。何とも心地の良い時間でした。
●最近のことですが、ダーティ・ループスの日本ツアー、大阪公演にゲストとして参加させていただいたのも、今年のビッグ・イベントの1つでした。とにかくすごすぎるバンドのメンバーのヘンリック(b)さんと、サポートで演奏されていたビョーン(アルコ/sax)さんと、今新たな企画として一緒に演奏できていることがとても幸せです。
Q4:ドラムを叩く上で最も大切にしていることは何ですか?
一番は、一緒に演奏する相手へのリスペクトです。お互いにそれを感じ合えるかで、演奏も大きく変わりますからね!
Q5:お使いの楽器で、特にお気に入りのアイテムは何ですか?
●まずは何といっても、私の長年の相棒=Yamaha PHXです。使い始めて約16年。一度も私を飽きさせることなく、いつも最高の音を奏でてくれます。これからも末長く、相棒として私のドラミングを支えて欲しいです。
●そして“振興委員会会長(自称)”としては欠かせないフット・ペダル、Yamaha FP9Dですね。繊細なチューニングもしやすくなり、広いボード上を存分に使ったフット・ワークの楽しさを教えてくれました。
●ZildjianのTrashformerも、私にとっては欠かせないスプラッシュ・シンバルです。出会うたびに、それぞれの個性があって、また使い続けると少しずつサウンドに変化が出てきたりして、ずっと飽きないです。
Q6:習慣にしていることや、音楽以外での趣味などがあれば教えてください。
まずは、よく食べ、よく寝る! 身体が資本のお仕事ですから、常に100%の演奏ができるように意識しています。
趣味、と言えるのかどうかはわかりませんが、旅先での散策は大好きです。その現地でしか出会えない景色や場所、そして美味しいご飯! ツアーの醍醐味ですよね。
Q7:最後に、読者の方に向けてメッセージをお願いします!
ドラムを叩き始めて23年。本当に、一度も飽きることはないです。このページに目を通している皆さんも、同じようにドラムを存分に楽しんでいることでしょう。ドラムという楽器の素晴らしさ、楽しさをこれから先も一緒に伝えていきましょう!
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