PLAYER
誰かをイメージして叩いた方が
SiMの多様なジャンルに対応できる
現在順次公開中の本誌2020年7月号にて敢行したドラマー100名への大アンケート=Drummer’s Drummer。“最もライヴを観たい日本人ドラマー&演奏力が高いと思う国内バンド”と題し、三者三様&十人十色の回答をいただいた本企画の中で、お茶目な回答を見せてくれたGODRiだが、同号で実施したインタビューでは気になるドラマーやお手本にしているプレイヤーなども話の中で登場していた。今回はそのインタビューの一部を公開!
●最近は、聴いていて気になったドラマーや参考にしているプレイはありますか?
○身近なところだと、サバプロ(Survive Said The Prophet)のShowですかね。何というか、ゴスペル・チョップスのフィルっていうんですかね、発想というか構造が、意味がわからなくてすごいですね(笑)。マネしたいけど理解が追いつかない。すごいなと思いますね。
他には、Dizzy SunfistのmoAiかな。あの速さの2ビートをシングル・ペダルでやれるというのは、メロコア界ではかなりトップ・クラスのテクニックなんじゃ
ないんですかね。速いだけじゃなく、メロコアだけじゃなく、他のジャンルも取り入れてるような印象で、次世代という感じがします。吸収力がすごいんでしょうね。ライヴでもちょけたりして、すごいパフォーマーやなって思います。
●以前のドラマガ・アワードではNOISEMAKERの名前も挙がっていました。
○NOISEMAKERはまず曲が好きですし、UTAのドラムも、重たいのに軽快な、絶妙なグルーヴがいいんですよね。本人はどこまで意識しているかわからないんですけど、重たいフレーズとビートなのに軽快に聴こえるというか、ハネて聴こえるというか、曲もヘヴィなのに、不思議やなぁって思いますね。あれはマネできないです。UTAやcoldrainのKatsumaは実は同い年で。
●身近な存在でありながら、ライバルでもあるんですね?
○そうですね。対バンしたときは自然と見ちゃいますし、いいところはパクろうと常に思ってます(笑)。それこそKatsumaはお手本にしてるし、さっき言ったShowとかmoAi、あとはHEY-SMITHのTask-nとか。身近な人からいいところを吸収したいなとは常に思っていますけど、同時にこのまま(他人を参考にする)でいいのかなとも思ったり。ただ、SiMはいろいろな曲調をやるので、そういう感じでもいいのかなと。“この曲は誰を意識して叩く”というのもあるので。
●ジャンルに合わせてドラマーをイメージするというのは、以前からおっしゃってましたよね?
○そうでもしないと追いつかないというか、話が早いんですよ。誰かになったつもりで叩こうとイメージすると、身体も自然とそういうモードになるし。身近なドラマーに限らず海外アーティストとかもイメージしますね。
◎GODRiのDrummer’s Drummer回答はこちら!
GODRiのインタビュー&アンケート大特集“Drummer’S Drummer”が読めるリズム&ドラム・マガジン2020年7月号はこちら!
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