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“鉄板”ドラム・イントロ100〜洋楽“鉄板”ドラム・イントロ30〜
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- 譜面&解説&フレーズ選曲:菅沼道昭[る*しろう] Photo by PeopleImages Getty Images
21. 「ファースト・デート」 Drums:トラヴィス・バーカー
快活なポップ性と激しさを併せ持つ、現代的なヘヴィ・パンクの感覚を示すようなドラムのピックアップ・フレーズ。パンキッシュなパワーとスピードを全身で表わすトラヴィス・バーカーならではの個性を示すタムとスネアの移動がポイントとなる。
22. 「ダニー・カリフォルニア」 Drums:チャド・スミス
ご存知レッチリのパターン型イントロのアプローチ。シンプルなパターンでもチャド・スミスが叩いている雰囲気がムンムンに漂ってくるグルーヴ感とサウンドが特徴。“タラドン”で入るドラッグが心地良く、部分的に左足でハイハットを同時に踏んでいる。
23. 「Big B Little B」 Drums:デイヴ・ウェックル
デイヴ・ウェックルのソロ・アルバムならではの、スリップ・ビートを随所に盛り込んだフュージョンとファンクを掛け合わせたようなイントロ・プレイ。曲のテーマと完全にシンクロした構築性の高いパターンで、彼のアルバムでは1つの常套手段となっている。
24. 「エヴリデイ・コンバット」 Drums:ジョシュ・フリーズ
ハーフ・タイムの感覚で入ってきて、3拍フレーズ(3小節目)をきっかけに加速感を増し、速い8ビートにつなげていくドラム・イントロ。4小節目のシンコペーションにつなげる感じはかなりの痛快ぶりで、ストーリー性のある秀逸なアプローチと言える。
25. 「ラスト・イン・ピース…ポラリス」 Drums:ニック・メンザ
スラッシュ・メタル四天王の1つ、メガデスの楽曲を彩るドラム・イントロ。ツーバス連打と共に叩くスピード・プレイはまさにスラッシュ・メタルの真骨頂で、同時にそのフレージングをギター・リフの形と同調させることで固有の独自性も兼ね備えている。曲に入ると複雑なリズムのフレーズに合わせるためツーバスの連打は止め、全員でのシンクロ・プレイに切り替わる。ツーバス連打の“威力”を最大限に利用したプレイと言える。