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“鉄板”ドラム・イントロ100〜洋楽“鉄板”ドラム・イントロ30〜
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- 譜面&解説&フレーズ選曲:菅沼道昭[る*しろう] Photo by PeopleImages Getty Images
11. 「ソング2」 Drums:デイヴ・ラウントゥリー
フィルターをかけ“こもらせたサウンド”が印象的なドラム・イントロのパターン。ギターのリフと一致させた形で、曲本編での激しくストレートなドラミングとのコントラストのつけ方がポイント。2、4小節目の4拍目ウラに入るタムの絡め方も印象的。
12. 「ジ・オンリー・シング・シー・ニーズ」 Drums:テリー・ボジオ
これは1つのパートとして“作曲”された、ドラム・イントロとしては特異な存在と言えよう。テリー・ボジオがかつて演奏したフランク・ザッパのドラム・ソロ曲「ブラック・ペイジ」に感化されたような奇数連符満載のメロディックなタム回しが特徴的。
13. 「マイ・ヒーロー」 Drums:デイヴ・グロール
ハーフ・タイムともとれる、重みのあるグルーヴが特徴的な曲でのイントロ・アプローチ。バス・ドラムの連打で埋められた基本パターンにスネアとタムのダビングが加えられ、曲の導入を演出するプリミティヴな重厚感を出すことに成功している。
14. 「ホット・フォー・ティーチャー」 Drums:アレックス・ヴァン・ヘイレン
ハード・ロックにおけるツーバス系ドラム・イントロ名演の1つ。高速ブギーの3連パターンで、超絶的なツーバス・フレーズは、実はシモンズのエレドラ・パッドによるもの。生ドラムはツーバスを“ドッド・ドッド”とキープしながらタムを叩いている。譜例は生ドラムのパターンだけになる部分からのプレイでカップの特殊な奏法によるスピード感がポイント。このあと入ってくるライト・ハンド奏法のギターとの絡みは痛快そのもの!
15. 「オールウェイズ」 Drums:ティコ・トーレス
ハーフ・タイムの8ビートによるバラード系の曲のお手本となるようなイントロのピックアップ・アプローチ。ゆっくりしたテンポで空間性を生かした、そつのないチェンジアップがポイントで、3連符との相性の良さはバラード曲の“特権”と言えるかもしれない。