NOTES
UP
el tempo(エルテンポ)がもっと楽しめる15のハンドサイン
- Photo:Eiji Kikuchi Illustration:Chihiro Yaegashi
6.Split orchestration~フレーズをパート分けする~
指定されたフレーズを高音と低音のパート分けして演奏するサインで、親指が高音、小指が低音をイメージしています。例えば誰かが譜例のような高低を組み合わせたフレーズを演奏していて、それをユニゾンする指示に続いてこのサインが出されたら、譜例に記したように高音の特性を持つ楽器はフレーズの高音部分のみを演奏し、低音の特性を持つ楽器は低音部分のみを演奏します。このときの高音と低音を分担する楽器は、特性を踏まえて事前にパート分けしますが、(例えばスルドはロー担当、ジェンベはハイ担当など)コンダクターがその場で、“ あなたはハイ、あなたはロー” などと指定することもあります。
7.Mute Low or High notes~高音/低音の音を止める~
「Split orchestration」のサイン中に親指が隠されたら、高音の演奏者は音を止めて、低音奏者だけが演奏を続けます。逆に小指側が隠されたら低音の演奏者が音を止めて、高音奏者だけが演奏を続けます。
8.Cue~サインを実行する~
事前に伝えたサインの実行するタイミングを示す合図が 「Cue」です。ほぼすべてのサイン は、この 「Cue」によって行われます。半拍~1 拍前にダーツを投げるように一旦手を後方に引き、前に送り出したところが実行のタイミングです。
9.Dynamics~音の強弱をつける~
両方の手のひらを上に向けて、上下させることで音の強弱を示します。写真①の下に構えた位置がミニマム(最小)の音量で、写真②の上に構えた位置がマキシマム(最大)音量のイメージです。このサインは「Cue」がなくても有効で、腕の動きが始まったらサインが実行されることになります。
10.Unison~同じリズムを演奏する~
手のひらを重ね合わせる形のサイン。指定された人と同じフレーズを演奏する“ ユニゾン” を意味しています。
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