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    ドラムが叩ける!お宅訪問[Webオリジナル]#5 千葉県在住 Tさん 宅スタジオ

    • 取材:編集部
    • 文:西本 勲
    • 撮影:八島 崇

    独特の機材レイアウトによって
    バンド練習時の聴こえやすさを実現

    演奏だけでなく、Tさんは録音にも意欲的。ここを作る前は、リハーサル・スタジオにマルチトラック・レコーダーを持ち込んで録音していたこともあったそうだ。

    「セッティングにすごく時間がかかるし、荷物も多くなるのでシンバルとかは備え付つけのものを使っていました。毎回同じセッティングにすることもできないので、録り方がその都度変わってしまったりして。

    そのことも、自宅に生ドラムを置きたいと思った理由の1つです。そうすれば常に同じ条件で録れますから。以前はレコーディングしたものをYouTubeにアップしたりしていたのですが、またそれを再開したいなと思っています」

    仕事と趣味の音楽の両方をこなす作業用デスク。天板が吸音パネルと同じ黒なので、デスクが空間に溶け込んでいる印象だ。右上はORANGEのギター・アンプTH3- Combo。デスクの左にあるのはローランドのシンセサイザーFA-06。
    デスク右のラックには、Yamahaのパワード・ミキサーEMX5014cと、UNIVERSAL AUDIOのオーディオ・インターフェースapollo x8が収まる。

    そして、ここはバンドの練習場所でもあり、月1回くらいのペースで集まっているという。メンバーはTさんの横や後ろに立つことになるが、意外にもこれが良いのだという。

    「ギターやベースの音がすごく聴きやすいんです。実際叩いてみると、ドラムの音が足りないくらいなので、思いっきり叩けます。メンバーも、まとまりのある良い音だと言ってくれます。大きな音を出してもうるさすぎないというか」

    ドラムの右側に置かれた、ローランドのギター・アンプJC-40とハートキーのベース・アンプ・ヘッドHA2500+キャビネット410XL。演奏時にはTさんの横から音が鳴るので、ドラムの音にかき消されず、まっすぐ耳に届く。左側のラックにはカノウプスの佐野康夫シグネチャー・スネア、柏倉隆史シグネチャー・スネアなどが並ぶ。

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    ホームシアターとしても大活躍で、大画面でのライヴ映像が一番楽しいですね