2021.10.08 UP

ノラ・ジョーンズ初のクリスマス・アルバムを彩る名手のドラミング

Photo：©Kat Irlin

グラミー賞受賞経験を持つシンガー・ソングライターであり、ピアニストのノラ・ジョーンズが、キャリア初となるクリスマス・アルバム『アイ・ドリーム・オブ・クリスマス』を10月15日にリリースする。

日本では馴染みの薄いクリスマス・アルバムだが、アメリカでは数々のビッグ・アーティストが手がけており、ノラ・ジョーンズもその一員の仲間入りを果たすことになった。本作についてノラは「ずっとクリスマスの音楽が好きでしたが、これまでホリデー・アルバムを作ろうという気にはなかなかなれませんでした。そんな中、昨年のロックダウンの間、ジェームス・ブラウンやエルヴィスのクリスマス・アルバムを聴いて気持ちを落ち着かせている自分がいることに気が付いたんです。今年の頭には、自分のクリスマス・アルバムを作ろうと考えはじめ、とりかかるとその作業がだんだん楽しく、そして楽しみになってきました」とコメントしている。

昨年発表の最新作『ピック・ミー・アップ・オフ・ザ・フロア』にサックスで参加していたレオン・ミッチェルズがプロデュースを担当し、「ホワイト・クリスマス」、「クリスマス・ワンダーランド」などのスタンダード・ナンバーの他、ノラ・ジョーンズ作曲によるオリジナルも収録されるという。

レコーディングには、彼女の活動にもはや必要不可欠となった名手、ブライアン・ブレイドを筆頭に、ベースにトニー・シェール、ニック・モヴション、ペダス・スティール・ギターにラス・ポールらが参加。先行配信された「 Christmas Calling」でもダイナミクスに富んだ独創的なサウンド&アプローチで歌の世界を演出するブライアンのプレイを堪能することができる。