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藤井 風のニュー・アルバムをフラゲ!ドラマー・クレジットをチェックしてみた!

2020年、『HELP EVER HURT NEVER』でデビュー以降、日産スタジアムでの無観客ピアノ・ソロ・ワンマン、そして紅白出場など、現代を代表するトップ・アーティストの一人に数えられるほどの大躍進を続ける藤井 風。明日3月23日には最新アルバム『LOVE ALL SERVE ALL』をリリースする。ということで、編集部がニュー・アルバムをフラゲ! 気になるドラマー・クレジットをチェックしていこう。

01. きらり

02. まつり

03.へでもねーよ(LASA edit) d:裕木レオン

04. やば。 d:上原俊亮

05. 燃えよ per:福岡たかし

06. ガーデン d:裕木レオン

07. damn d:上原俊亮

08. ロンリーラプソディ

09. それでは、

10. “青春病” d:裕木レオン per:福岡たかし

11. 旅路

今回のアルバムではドラマー/パーカッショニスト合わせて3名がクレジットされていた。

まずは前作でも藤井楽曲の屋台骨を支えていた裕木レオンが3曲で参加。和のテイストも感じさせるアグレッシヴなM3「へでもねーよ(LASA edit)」は打ち込みとのハイブリッドだろうか、楽曲で抜群のインパクトを放つバスドラの重低音とところどころで聴ける生ドラムっぽいサウンドとのコントラストが絶妙。メロウなソウル・バラード、M6「ガーデン」ではゆったりとしたビートに絡ませるフレージングの細かなアイディアが楽曲の雰囲気を決定づけている。M10「青春病」ではパーカッショニストの福岡たかしとタッグ。厚いリズム・セクションでノスタルジックなロック・ナンバーに華を添えている。

そして注目は若手ドラマー、上原俊亮。昨年4月に発売されたT-SQUAREのアルバム『Fly! Fly! Fly! 』に参加しているベーシスト、森光奏太とのユニット“Spice rhythm”をはじめ、近年活躍の場を広げてきている上原が2曲を演奏。バラード・ナンバー、M4「やば。」ではレイドバックしたようなビートやゴスペル・チョップスのエッセンスを盛り込んだフレージングに耳を奪われるが、M7「damn」では一転、4つ打ちのシンプルなビートを終始貫き、ドライなハイハットのサウンドも相まって心地良いドラミングを聴かせている。

山下洋輔や井上あずみ、フラワーカンパニーズ、柴咲コウ、adieu(上白石萌歌)らとの共演経験もあるパーカッショニスト、福岡たかしも前作から引き続きの参加。裕木とタッグを組む前述のM10の他、M5「燃えよ」でプレイ。ウッド・ブロックやティバレスなど、楽曲の要所でアクセントとなるフレーズが光る。

今作でも多彩の一言では片づけられないほどバラエティ豊かな楽曲を揃えてきた藤井 風。彼の楽曲を支えるドラマー/パーカッショニストのプレイにも注目してぜひ聴いてほしい。