Cymbal Voteで根強い人気を得た
Compression Hatsが限定販売で復活！

Compression Hatsは、2013年のCymbal Vote（製品化するシンバルを決めるユーザー投票）でのエントリー以来、製品化を望む声が多く、限定販売という形で復活したハイハット。

トップはノンレイジングで大きめのハンマリングと5つのホールが施され、ボトムはフルレイジングで小さな穴が放射状に並ぶ“エアロホール”という組み合わせ。荒々しいサウンドが特徴で、ペダルを踏み込めばラウドに、ややオープン気味でトラッシーさが得られるという。

Review

穴空きハイハットにおける完成形
稀有なバランスで成立している新たな個性

この独特な楽器は、プロフェッショナルやエキスパート、それらを志す方々がターゲットです。

まず、穴空きシンバル系のトーンで、扱いやすいハイハットを求めていた方は、ぜひ試してみてください。ハイハットにしたときの難しさ／煩わしさはほぼ解消されており、このジャンルにおける完成形かつ到達点だと感じました。

興味を持った方へ向けてイメージを補足するとしたら、特筆すべきは音量の変化に対する音色の安定性です。演奏によるパルスの提供という機能に特化しています。ハイハットの演奏技術で使用できる別の楽器と言っても過言ではありません。

HHX Fierce Hats／Ride系のタイトなトップと、HHX Legacy／Artisan系のナチュラルなボトムのペアですが、ホール・パターンとウェイトによる調整で新たな個性を獲得しており、稀有なバランスで成立している優れた楽器です。