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試奏レポート【PAISTE】Formula 602 Classic Sound “2020 Relaunch”
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- Review:Yusuke Nagano Photo:Takashi Yashima
Heavy Hi-Hats(14″/15″)
音の輪郭とツブ立ちがクリア
激しく叩いても他のサウンドを邪魔しないふくよかさも魅力
まず14″ですが、ボウをチップで叩いたときは、中音域が豊かで芯が明確な落ち着きのあるトーンが得られます。シンバルの厚みが反映された、キレの良い高域も程良く感じられるので、輪郭やツブ立ちのクリアさも魅力。エッジをショルダーで刻むときの“ザクザク”とした太めの音色も心地良く、濃厚で力強いハーフ・オープンも魅力です。
15″はさらにローの成分が強調されて、音の太さやダークさが増した印象。ツブ立ちのクリアさはそのままに、リズムの重心が低く感じられます。激しく叩いてもサウンドの邪魔をしないふくよかさを加味しているのも良いですね。
SPEC & PRICE
15″ Sound Edge Hi-Hat
温かみのある低音と上品な高音がブレンド
すっきりとしながら奥行きと特有の艶やかさも共存
温かみのある低域豊かな基音に、上品な高域成分がブレンドされていて、明るさと柔軟さが絶妙にバランスしています。エッジをスティックのショルダーで叩く音色は、スッキリと軽めの“シャリ・シャリ”した味つけでありながら、同時に奥行きのある響きも兼ね備えており、特有の艶やかさを感じます。軽いタッチで叩いてもレスポンスが良く、表現力の幅が広いのも魅力的で、ハーフ・オープンのキメ細かい持続音や、足で踏んだときのサウンド・エッジ特有の明るくキレの良い音色もとても心地良いです。
SPEC & PRICE
13″ Heavy Bell
並々ならぬ重量感で超分厚い個性派シンバル
クリアで力強いベル・サウンドと長くストレートに伸びるサステイン
13″のヘヴィ・ベルは、超分厚い個性的なシンバルで、叩いたスティックからも並々ならぬ重量感が伝わってきます。ボウとカップは多少のピッチの違いはありますが、どちらからも長くストレートに伸びるサステインを伴う、“カーン!”というクリアで力強いベル・サウンドが得られます。逆さまにセットしてエッジをヒットする使い方も可能なので、他のシンバルの上にセッティングしてもよいでしょう。強烈で個性的なベル・サウンドを求めるドラマーはぜひ試してほしいと思います。
SPEC & PRICE
製品ページ:HP
お問い合わせ:モリダイラ楽器(☎03-3862-5041)