PLAYER
UP
Rhythm Section Special Talk Session #6 Shinya×Toshiya[DIR EN GREY]【2023年10月号掲載】
- Inteview & Text:Rhythm & Drums Magazine
2023年10月号では、国内音楽シーンを牽引するドラマー/ベーシストによる“リズム体”対談を掲載。ドラマガWebではその貴重な対談の一部をお届け!! 6組目は、結成25周年の節目を越えた5人組バンド=DIR EN GREYより、Shinya&Toshiya。出会った頃のお互いの第一印象や、バンド結成初期に意識していたことなどについて語った部分を抜粋して掲載!!
“すごく動くベースだな”
という印象でした
(Shinya)
●結成26年目となるDIR EN GREYでリズム体を務めるお二人ですが、まず、お互いのプレイを初めて見たのはいつ頃だったのでしょうか?
Shinya 26年くらい前にやっていた、DIR EN GREYの前身バンドのときですね。当時、Toshiyaのいたバンドと対バンはしていたんですけど、ちゃんと意識して演奏を見るようになったのはもっとあとで。
●Shinyaさんの前身バンドには、京(vo)さん、薫(g)さん、Die(g)さんが揃っていて、後にToshiyaさんと一緒にDIR EN GREYを結成されたんですよね。
Toshiya そうですね。当時、彼らのバンドのライヴを見ていて、Shinyaは手数が多くて、速い曲をずっと叩いている人だなとは思っていました。
Shinya 僕がToshiyaのプレイをちゃんと意識して聴いたのは、DIR EN GREYを一緒に始めたタイミングですね。オリジナル曲を作り出した頃で、そのときは“すごく動くベースだな”という印象でした。
●DIR EN GREYを結成した初期のタイミングで、バンドの音楽を表現するために、何か心がけるようになったことはありますか?
Toshiya 何でしょうね……当時は、とにかく必死だったというか。
Shinya 前のバンドの曲は、すごくテンポが速くて単調な感じの音楽だったので、DIR EN GREYでは、1曲の中にいろいろなフレーズを組み込もう、というところに取り組んでいた気がします。
●ドラムのフレーズの引き出しは、どのように増やしていったのでしょうか?
Shinya CDを聴いたり、ドラムの教則ビデオが好きで。ビデオだと、例えば菅沼孝三さんのものとか……他にもたくさん見ていますね。
●“手数王”の異名を持つ菅沼さんの教則ビデオは、大いにフレーズの参考になりそうですね。これまでに聴いてこられた音楽の中で、ベーシスト&ドラマーのリズム体に影響を受けたバンドはありますか?
Shinya 僕は、Xとか、AIONとかGargoyleが好きで。当時は、日本のインディーズばかり聴いていましたね。
Toshiya 自分も、日本の音楽シーン……ヴィジュアル系も、もちろん大好きで聴いてましたね。あとはガンズ・アンド・ローゼズとか、ちょこちょこっと洋楽も聴いたりしていました。
本誌ではさらに、ドラムのリズム・パターンに対するベースのアプローチや、バンドにおけるリズム体の役割、プレイ面で意識していることなど詳しく深掘り! 続きはドラマガ2023年10月号にて!
続きは発売中のドラマガ2023年10月号をチェック!