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Rhythm Section Special Talk Session #7 上原俊亮×森光奏太[dawgss]【2023年10月号掲載】

  • Interview & Text:Rhythm & Drums Magazine Photo:Keishi Sawahira

2023年10月号では、国内音楽シーンを牽引するドラマー/ベーシストによる“リズム体”対談を掲載。ドラマガWebではその貴重な対談の一部をお届け!! 7組目は、リズム体ユニット=dawgssとして活動する、上原俊亮&森光奏太。森光が直感的に“この人だ”と感じたという、2人の馴れ初めを語った部分を抜粋して掲載!!

セッション・バーのときの
俊ちゃんがすごすぎて
直感的に“この人だな”と思った
(森光)

●お二人は2020年にSpice rhythmというユニットを組んでから、dawgssに改名して今に至るわけですが、まずは出会いからおうかがいしてもいいですか?

上原
 共通の知り合いがいて、その人がお互いのことを紹介してくれたんです。僕にまず「森光奏太っていう若手のベーシストがいるんだけど」みたいな話をしてくれて、僕が上京前に東京に来る予定があって、そのときに初めて会って、スタジオに入って、音を出してっていう感じでしたね。


●会ったその日にスタジオに?

上原 そうなんです。

森光 池尻のノアで、その紹介してくれた知人も含めて3人でセッションしたのが最初です。

上原 そのときから奏ちゃんは、すでに東京でいろいろな現場をこなしていて。

森光 僕は18歳で専門学校に入るために上京していたんです。俊ちゃんは、最初合わせたときは“すげえなぁ”くらいだったんですよ。でもその頃、相棒みたいなドラマーを探したいなと思ってて。上京するって聞いたので、仲良くなりたいと思って「上京したら連絡してください」と連絡先を交換したんです。

で、俊ちゃんが上京してすぐくらいに下北沢のrpmっていうセッション・バーに行ったんですけど、そのときの俊ちゃんがすごすぎたんです。上京前のセッションは、初対面で探りながらやっていたのもあったんですけど、rpmでは本領発揮してて、この人すごい人だったんだ、と。僕、工業高校出身で上下関係が厳しい中で過ごしてたんですけど「もっと仲良くなりたいので、タメ口でも良いですか?」、「いいよ」って(笑)。


●“化けた”ような印象ですが、上原さんはそのときのことは覚えていますか?

上原 おそらく、rpmの雰囲気に飲まれたんだと思います。やらないとやばそうみたいな(笑)。そのときはファンク系で、みんなでセッションできるような曲がコールされていたと思います。


●そこから急激に距離が縮まるわけですね。

森光
 直感的にはもう“この人だな”と思って。僕的には、技術で日本のトップのリズム体になりたいというのはあったんですけど、それ以外にも、見た目というか、ファッションとかそういうところも全部がカッコいいと思われる人達でありたいと思っていて。最初俊ちゃんはあまり服に興味なかったけど(笑)。

上原 かなりレクチャーいただいて(笑)。

森光 古着屋もよく一緒に行ってましたね。


本誌では、ユニットとしての活動だけでなく、さまざまなサポートやそれぞれのセッション・ミュージシャンとしての活動についてもレポート! さらに、付録ストリーミング・コードにはdawgssによるスペシャル・セッションも独占収録! 続きはドラマガ2023年10月号にて!

続きは発売中のドラマガ2023年10月号をチェック!