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    デニチェンがTOOLの代表曲「Schism」を初見で叩く!

    ドラムに関するさまざまな情報発信を行っているカナダのオンライン・メディア=Drumeoにて、デニス・チェンバースがToolの楽曲を初見で演奏する動画が配信され、話題を集めている。

    “For The First Time”と題したこの動画は、昨年スナーキー・パピーのラーネル・ルイスがメタリカの「Enter Sandman」を初見で演奏し、1000万近い再生を記録した人気企画。今回は、圧倒的な手数を駆使したスタイルで、後の超絶ドラマーに大きな影響を与えた元祖ビースト=デニス・チェンバースがプログレ・バンド、Toolの代表曲「Schism」にチャレンジしている。

    ラーネル・ルイスによる「Enter Sandman」

    「Schism」は変拍子を含むギター・リフを核とした、Toolらしい難解な楽曲で、ダニー・キャリーが叩き出す重厚かつメカニカルなドラミングが曲のインパクトを決定づけていると言える。デニスはこの曲を一度も聴いたことがなく、動画では楽曲を聴くところからスタート。拍子や構成などの情報を確認するように、楽曲に集中する姿が印象的。ちなみにコピーを目指すのではなく、初見でデニスがどのようなアプローチを取るのか、という点がこの企画の見どころ。ギター・リフは5+7拍子となり、これをどう解釈するのかが、1つのポイントとなるだろう。

    「Schism」のオリジナル版はこちら

    慣れないスタイルの楽曲にも関わらず、ポケットを外さずにグルーヴし続け、さらに自身のカラーを随所に織り交ぜていく手腕はさすがの一言。笑顔を見せながら叩き切る姿からは、百戦錬磨の貫禄すら感じられる。デニスがどのようなアプローチを繰り広げたのか、ぜひ動画で確認してほしい!