2021.01.23 UP

ゼロからはじめるオンライン・レッスン presented by シライミュージック

レッスンを開講する

両者の環境が揃ったら実際にレッスンを開講しましょう。

▪︎「招待リンク」の発行

レッスン前にZoomを起動し「招待リンク」を発行して、メールで受講者に伝えます。相手がリンクをタップするとミーティングに参加、入室を許可してレッスン開始となります。予めスケジュールを決めて先に招待リンクを案内したり、「定期的なミーティング」を作り、1ヵ月間共通のURLとすることもできます。

▪︎予約受付と決済方法

オンライン・レッスンの予約を受ける場合は、“Airリザーブ”という無料の予約受付サービスが便利。受付と予定の管理がしやすくなります。

決済方法は、インターネット・バンキングが主流。モアタイムシステムに対応した銀行口座同士なら、リアルタイムで入金確認できます。クレジットカード決済をする場合は通販サービスの“BASE”と“ゆうパケット”の組み合わせがおすすめ。例えばレッスン回数チケットを送料250円（税込）で発送番号つきで送ることができます。PayPayなどの個人間送金サービスはレッスン代金の支払いとしては使えません。

オンライン・レッスンの注意点

オンライン・サービスは、システム障害等で急に使えなくなることがあります。Zoom以外の予備のサービスも備えた方が安心です。インターネット回線の障害があった場合は、予備のサービスも使えないため、免責の範囲を決めておきましょう。

受講者の環境が整わないときの対策

講師が道具を揃えても、受講者で自宅からレッスンを受けることに抵抗がある方も多い現実もあります。そこで、発想を変え、講師がOBS Studioの録画機能を使ってマルチ・アングルのレッスン動画を作り、録画したデータを受講生に配信し、LINEなどのチャットで質問を受けつけるようなスタイルのオンライン・レッスンもあります。今までのレッスンをオンラインに置き換えるだけでなく、受講者の生活スタイルも変わっていることを考えて柔軟に対応できると良いですね。

オンライン・レッスンの未来

オンラインで同時に音を出すような環境もさらなる高速通信の一般化や、端末の処理能力により改善されるでしょう。距離的な制約がなくなるオンライン・レッスンの形は、これからも増えていくと思います。

オンライン・オフラインのハイブリッドになることで、講師も受講者も、それぞれの環境に合ったレッスン環境を作ることができるようになっていくのではないでしょうか。まずは、近く想定される第2波、第3波に備えてオンライン・レッスンの準備をしておきたいですね。海外も国内も関係なく習えるオンライン・レッスンが普通な環境で育ったドラマーに出会うのが楽しみですね。

シライミュージック